【『MANGA Performance』とは】
今、東京で最先端のエンターテイメントジャンル。日本を代表するポップカルチャー「漫画」を原作としながらも、極力、台詞に頼らない演出が最大の特徴で、国籍問わず楽しめる舞台を目指す。
ダンス、マイム、マジック、アクロバットなどの身体的パフォーマンスだけではなく、時折現れる漫画特有の表現や、プロジェクションマッピングによる映像での空間の広がり、そしてパペットや音楽などの要素が、複雑見事に融合した演出が魅力となっている。
「漫画」のページをめくるようにテンポよく織りなす驚きの演出の数々、ただ「観る」だけの舞台ではなく、まさに「体験する」ノンストップエンターテイメント。
【あらすじ】
196X年・・・あいかわらず世界のどこかで水爆実験が続けられ、戦争の絶えない地球。その悪評は宇宙の果ての星々にまで届いていた。
銀河系の優れた生物の集まり「銀河連盟」によって、”地球人がよい人間かどうか”を調査するよう命令された、銀河パトロール第4分隊所属の3人組「W3」。動物に姿を変えて地球に潜り込んだ彼らだったが、とある漫画家の男・真一のアパートメントで冷徹なA国のスパイと遭遇!期せずして人類の存亡を揺るがす大事件に巻き込まれることになる。どうやら真一の描く漫画には、地球の争いごとに関わる重大な秘密があるようだ。
その後も、スパイとの激しい攻防の中で幾度となく危険にさらされる真一とW3。しかし、ピンチのたびに彼らに救いの手を差し伸べる心優しい人間が現れる。野蛮だと思い込んでいた地球人に助けられ、次第に理解を示し始めるW3。
果たして、真一の漫画に隠された秘密は解けるのか? そして調査の末、W3が地球人に下す決断とは…?
手塚治虫生誕90周年記念「MANGA Performance W3(ワンダースリー)」
2017年11月3日(金・祝)~2017年12月22日(金)
DDD 青山クロスシアター
原作:手塚治虫
構成・演出:ウォーリー木下
© 2017 MANGA Performance W3(ワンダースリー)実行委員会
※手塚の「塚」は旧字体。
文:Hiromi Koh