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【オフィシャルレポート】「MANGA PerformanceW3(ワンダースリー)」 演出家・ウォーリー木下 開演直前 緊急インタビュー!

「MANGA PerformanceW3(ワンダースリー)」
演出家・ウォーリー木下 開演直前 緊急インタビュー!

11月3日、手塚治虫の誕生日に開演
楽しみ方は人それぞれ。ノンバーバルの可能性に挑む、ウォーリー木下の演出の魅力
漫画、アニメの世界的巨匠である手塚治虫が、2018年に生誕90周年を迎える。これを記念して、手塚治虫自身がことのほか愛着を持っていた初期の作品『W3(ワンダースリー)』が舞台化されることになった。ノンバーバルのパフォーマンスとして新たに生まれ変わるのだ。その演出を手がけるウォーリー木下に、彼自身の演出家としての考え方やこだわりをインタビューした。

ウォーリー木下

──学生時代に劇団を結成したウォーリー木下さんですが、演劇の世界に足を踏み入れたきっかけは何だったのでしょう?

木下  「演劇にはまったきっかけは、大学に入って演劇サークルに入ったことでした。
教室に作った小さな舞台で、鴻上尚史さんの戯曲を観たのですが、“こんなに面白い世界があるんだ”と、
カルチャー・ショックを受けました。僕の大学時代はちょうど小劇場ブームの頃で、演劇の世界に活気があったんです。

──そこからは演劇ひとすじ、という感じですか?

木下  「演劇というか、小説を読むのが好きで、物語を作りだすことに、子どもの頃から興味がありました。それに、映画も作ってみたい、音楽が好きだからバンドもやってみたい、という感じで、いろいろな表現方法に興味がありました。だから、演劇の中で音楽を表現したい、とか、舞台と映像を組み合わせた表現をしたいと、エンターテインメント全体にはまっていた、という感じです。
演劇とか舞台が大好きな一方で、僕は他のジャンルのことへの憧れがすごく強いんです。さきほど言った音楽や映画はもちろん、スポーツにもすごく惹かれます。スポーツって圧倒的な身体表現でしょう? 理屈抜きで、観る人を感動させる。そういうのっていいなあ、という気持ちはずっとあります。だから、台詞だけでなく、役者さんの身体表現やリズムや音楽で、観る人の心を揺さぶりたいという気持ちはずっとありました」

──それがノンバーバル・パフォーマンスを創作する動機になったのでしょうか?

木下  「20代の前半に、ニューヨークでブルーマン・グループのパフォーマンスや、『STOMP』を観た影響は大きいです。“なんか意味はわからないけれど、面白い”というのが、ライブではあると知りました。台詞で説明するのではなくて、テンポやリズムで観客の共感や感動を生み出すことができる、というのを実感しました。

──今回『W3(ワンダースリー)』をノンバーバルの舞台にすることについては、どんなことを目指していますか?

木下  「僕の周りには、いわゆる手塚マニアがたくさんいるので、そういう巨匠の作品を託されることは、やはり名誉なことだと感じています。これだけ複雑で深みのあるストーリーのある原作を、ノンバーバルで表現するのは、僕にとって初挑戦で最初は苦労しました。言葉で筋書きを説明するのではなくて、ダンスやマイム、音楽が生み出すリズムとテンポ、役者さんの呼吸や表情で、観客の皆さんと一緒に物語を進めて行く舞台にしたいと思っています」

──観客も舞台に影響するのですか?

木下  「もちろんですよ。それに今回の舞台には、お客さんにも参加していただく場面がいくつかあるので、お客さんによって、全然違うものが生まれるはずです。そういう楽しさは、やはり映画や平面媒体にはない、ライブならではのものなので、わくわくしますよ」

──公演ごとに、キャストの組み合わせも違いますよね。

木下  「そうです。今回の舞台は登場するキャストは5人ですが、それを15人のキャストでシャッフルして演じていきます。そのために細かくカウントを取って、相手役が替わってもリズム感が狂わないように、演出を決め込んでいます。僕が演出を細かく決めれば決めるほど、面白くなる、と思っています。演出家がやれることをすべてやって、役者がそれを受け取って、舞台の上で完成させるのが、僕の理想です」

■公演タイトル:MANGA Performance W3(ワンダースリー)
■原作:手塚治虫 漫画 W3(ワンダースリー)
■主催:MANGA Performance W3実行委員会
(ニッポン放送、読売広告社、シーエイティプロデュース、手塚プロダクション、キューブ、
キョードー東京、フラックス)
■機材協力:エプソン販売
■後援:フジテレビジョン
■構成・演出:ウォーリー木下
■会場:DDD青山クロスシアター
■日程:2017年11月3日(金)~12月22日(金) 上演時間 70分予定
■チケット発売:11月公演 12月公演 絶賛発売中
■公式サイト:  http://www.manga-p-w3.com
■チケット情報:全席指定 ¥6,500(税込)※未就学児童入場不可
●キョードー東京 0570-550-799   http://kyodotokyo.com/
●チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:480-470) http://w.pia.jp/
●ローソンチケット0570-084-003(Lコード:36550)  http://l-tike.com/
●イープラス  http://eplus.jp/
■出演者:
※各公演には下記出演者から5名が出演いたします。
西島数博 フィリップ・エマール 川原一馬 椎原夕加里 石井咲
藍実成 坂口修一 梅澤裕介 松本ユキ子 関口満紀枝
伊藤壮太郎 鈴木秀城 坂口涼太郎 廣瀬水美 手代木花野
※各公演の出演者は、公演スケジュールをご参照ください。

<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京 0570-550-799
(平日11:00-18:00/ 土日祝 10:00-18:00)

<公演に関するお問い合わせ>
CATチケットBOX 03-5485-5999
(平日 10:00-18:00)

<公式サイト>
https://www.stagegate.jp

※手塚治虫、手塚プロダクションの「塚」は、旧漢字が正しい表記となります。

2.5news(編集部)

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