【3.0レポート】『天国の脚本家 冴嶋コーキ』 ~袖振り合うも多生の宴~

なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは井深克彦 、新垣里沙、柏木佑介、 鷹松宏一、 松村泰一郎、 安達勇人、村上幸平、 藤田 怜、 萩野 崇。
まずは挨拶、井深克彦は「人生について描いた作品です。いままでの人生、そしてこれからの人生を考えるきっかけになれば」とコメント、続いて新垣里沙は「家族を想う愛が奇跡を起こすかも?!な話です。心が温まる作品、会いたい人に後悔しないようにして」と語るが、奇跡が起こるかどうかは劇場で!柏木佑介は「この作品はメッセージがたくさんあります。観終わった後に自分の人生を考えるきっかけになれば」と挨拶、柏木の役は早々に死んでしまうが、死んでからの奮闘がこの作品の見どころ。鷹松宏一は「ダラダラした役ですが……最高のものをお届けしたい」と語る。登場したとたんにダラッとした姿はちょっと笑えて微笑ましい。松村泰一郎は「運命と絆がテーマ、4兄弟で絆と勇気を届けたい」とコメント、この4兄弟のそれぞれの頑張りは必見!安達勇人は「婚約者の役です。愛を持ってひとつひとつのお芝居を」とコメント、愛ある婚約者らしいシーンが随所に!村上幸平は「物語をひっかき回す役です。楽しみたいです!」とコメントしたが、もう登場したとたんにテンション高く、“絶対に何かやらかしそう感”満載!相方の藤田 怜も「冴木のライバル役です」と言い、こちらも悪だくみ感いっぱいで舞台のアクセントに。萩野 崇は「若くて素敵な俳優さんが揃いました。彼らの個性が出るように僕も頑張ります。僕は三途の川を渡っちゃった人です」と笑わせた。
そして質問コーナーで「変えたいこと、書き加えたいことは?」に対しては井深克彦は「失敗を踏まえて自分があるので書き加えたいことはたくさんある」と言い「幸せになりたい!!」の一言でキャスト一同、大ウケ。新垣里沙は「(天国の)脚本家がいたら『ありがとう』って言いたい」、柏木佑介は「書き換えたいところは子供の頃にあまり寝なかったから身長が止まった???(天国の脚本家に向かって)交通事故に遭ったりとか書かないでくれよ〜(笑)」それは芝居だけで、という現実的な要望。萩野 崇は「せめて、もう1日あったらって思う事があります。僕も幸せです(笑)」とコメント。初演に同役で参加している柏木佑介、初演は2015年で、この2年間に様々な作品に出演してきたが、変わったこと、変われたことは?の質問に「常に作品と全力で向かい合っています。自分が成長したかどうかという事は考えられない」と言い「(役に)持っていかれるんですよ〜終わったらビール一杯飲まないと作品に引きずられる〜」と笑うが、ゲネプロでも全力投球「色んなものを教えてもらった。変わったことに実感はないけど、10年後『こんなに出来なかった〜』っていうことはあるかもしれないですね」とコメント。最後に作品について新垣里沙は「天国に行ってこういう世界があったらいいな〜と。お客様がどう感じてくれるか、観て頂いて作品が出来上がる、やってきたことを信じていきたい」というコメントに、一同納得。和やかな雰囲気で会見は終了した。

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2.5news(編集部)

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