「泥クジラ」で暮らす“印(シルシ)”の少年。日々の出来事を執拗なまでに書き留めるハイパーグラフィア(過書の病)であり、その特性を活かして島の記録係を務める。印だが、サイミアを操るのは苦手。
「泥クジラ」に漂着した廃墟船の中でチャクロが発見した少女。何らかの理由から感情が失われた兵士、通称“アパトイア”であったが、捕虜として「泥クジラ」で過ごすことになる。
ルール違反を繰り返す泥クジラの問題児グループ「体内モグラ」のリーダー格。サイミアを操る能力においては泥クジラ随一とされている。外の世界への憧れが強い。
リコスの兄。人形兵士「アパトイア」を率いる軍団を指揮する長官。オウニを“悪霊(デモナス)”と見なし、手中に収めることを目論んでいる。
泥クジラの平穏を守るために結成された自警団のリーダー。サイミアの能力が高い者でなければ所属できない自警団の中でも最強と目される。常に笑みを浮かべているが、その本心は不明。