【インタビュー】ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』主演・石丸幹二さん特別インタビュー

「いろんなミュージカルのいい要素が詰まっている、こういう作品はなかなかないと思うんですね」

--最後にお決まりの質問ですが、今回の再演にあたっての公演PR、記事を読んで下さる方に。

石丸:昨年の上演は完売だったんです。結果、観れなかったお客様がいっぱいいらして、1年後になってしまいましたが今回の舞台を是非、ご覧いただければ嬉しいです。これほど多角的に楽しめるミュージカル作品はなかなかないと思うんですね。何でも音楽は、フランク・ワイルドホーン作曲の胸に刻み込まれるようなナンバーがたくさんあります。ヴァージョンを重ねるごとに彼は新曲を加えていってくれるんですね。宝塚版では、安蘭けいさんのために「ひとかけらの勇気」という曲を、そして、私たちのためにも2曲書き下ろしてくださったんです。

--宝塚版の「ひとかけらの勇気」は、今度のヴァージョンでも歌うのですよね。

石丸:はい、タイトルと歌詞は変わりますが、1幕では私が、2幕では安蘭さんが歌います。

--そこはファンはお楽しみに!ですね。

石丸:ダンスもいろいろ。たとえば、宮廷での、いわゆるクラシックなダンス。それに殺陣も、胸がすくようなシーンがあります。何よりも、新しいメンバーを加えてのピンパーネル団!フレッシュな彼らの勢いにもご期待いただきたいですね。

--新しいメンバーでのピンパーネル団、こういったところは再演の良さがありますね!

石丸:そうですね。

--ありがとうございました。公演を楽しみにしています。

石丸幹二(いしまる・かんじ)

1990年、ミュージカル『オペラ座の怪人』(劇団四季)でデビュー、『アスペクツ オブ ラブ』『美女と野獣』などに主演し、2007年退団。
最近の出演作:
映像:ドラマ/「アキラとあきら」(WOWOW)、「Border」(テレ朝)、「京都人の密かな愉しみ」「忠臣蔵の恋」(NHK)、「沈まぬ太陽」(WOWOW)、「半沢直樹」(TBS)等。
ドキュメンタリー/ビジネスドキュメンタリー「メルクリウスの扉」、「時代を楽譜に刻んだ男 山田耕筰」、「旅のチカラ」、「crossroad」等。
音楽番組/「題名のない音楽会」、復興支援ライブ「明日へつなげるライブ」(司会・歌)、「うたコン」等。
映画/「ギャラクシー街道」「時をかける少女」「サウンド・オブ・ミュージック」(吹替)等。
CM:チューリッヒ保険「自動車保険」、明治「チョコレート効果」等。
舞台:『パレード』『キャバレー』『スカーレット・ピンパーネル』『ジキル&ハイド』『エリザベート』等。
CD:「My Favorite Songs」「武満徹のうた」「My Musical Life」「兵士の物語」「Love Songs」「kanji ishimaru」等。
今後の予定、および現在の活動:
「題名のない音楽会」司会
10月、11月、ドラマ「Border」「浅見光彦新シリーズ」
2017年10月~12月、NHK「ラジオ深夜便」の「深夜便の歌」として「愛しているなんて言わないでよ」(作:水野良樹(いきものがかり))を歌う。
12月、クリスマスディナーショーを、ホテルニューオータニ大阪とパレスホテル東京で実施。

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2.5news(編集部)

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