人類の未来を守るため、7つの特異点をめぐる物語。7つの聖杯を求めて繰り広げられる戦いには、総勢150騎以上のサーヴァントが登場。人類を守るため人類史に立ち向かう壮大なストーリーは、“「Fate」史上最大規模”と言えるものとなっており、2016年末にはメインストーリー第一部が完結。現在、第二部に繋がる全4編からなる新章「Epic of Remnant」の第3章が10月中旬に配信予定となる。
本舞台では、奈須きのこがシナリオを担当したことで大きな話題となった「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」のエピソードを舞台化。円卓の騎士たちが集う聖都でどのような物語が紡がれていくのか、ここは大きなポイントとなる。
西暦2015年、魔術が成立していた最後の時代。人理継続保障機関・カルデアで観測を継続していた未来領域が消えて、計算の結果人類は2017年で絶滅することが判明……いや、証明されてしまった。そんな中、歴史上の様々な箇所に突如として「観測出来ない領域」が出現する。カルデアはこれを人類絶滅の原因と仮定、特異点の調査・解明、あるいは破壊を目的とした任務、“聖杯探索”、グランドオーダーを発令する。
その任務を背負った立香(男:佐伯亮/女:岡田恋奈)とマシュ(ナナヲアカリ)が向かった先は1273年に確認された特異点。本来であれば、十字軍に奪還された“聖地”であるはずの場所に異変が起きていた。この、特異点そのものが「あってはならない歴史」になりつつあったのだ。キャメロットから降り立った“獅子王”と“円卓の騎士”そしてなんと古代エジプトから現れた“太陽王”のオジマンディアス(本田礼生)が覇権を握っていたのだった。この2つの勢力に翻弄される時代を修復し、人類滅亡を阻止出来るのか?だいたいのあらすじ。
「あってはならない歴史が出来上がりつつある」というロマニ・アーキマン(井出卓也)、任務が無事に遂行するまで、戻ってこれない2人、1273年に到着、激しい砂嵐、映像と効果音 、時空を超えたアドベンンチャー、ミュージカル形式で舞台は進行する。とある神殿に到着、ここで“太陽王”のオジマンディアスに遭遇、「神は太陽」と言い放つファラオ、本田が威風堂々と出てきて一同を圧倒するが、ダンススキルも高く、群舞ではセンターで魅せる。エジプトなのでオリエンタルな雰囲気を醸し出しながらも、それでいてコリオは現代的、これが不思議と世界観にマッチ。次々とキャラクターが登場する。ベディヴィエール(佐奈宏紀)、颯爽とした“漢”なキャラクター、アルトリア・ペンドラゴン(高橋ユウ)、こちらも堂々たる王、円卓の騎士たちも期待通りのキャラクターで魅せてくれる。殺陣のシーンは迫力満点で映像、効果音、宝具の発動シーン 、ここは見どころ。アクロバット的な動きもあって工夫を感じる。どのキャラクターもそれぞれの“正義”があり、真摯に状況に向かい合う。歌唱シーン、特にレオナルド・ダ・ヴィンチ演じるRiRiKAの圧巻の歌は惚れ惚れする。
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