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【レポート】超!脱獄歌劇「ナンバカ」

なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのはジューゴ役の赤澤 燈、ウノ役の北園 涼、ロック役の汐崎アイル、ニコ役の安川純平、双六 一役の郷本直也、そして脚本・演出の川尻恵太。
まずはジューゴ役の赤澤 燈が大きな声で取材陣に向かって「おはようございます!」と挨拶。「この作品は本当に何といっても疾走感がある、バカが走りっぱなしで2時間という作品なんですけれども、作品だけでなく、キャストも良いバカ揃いで稽古場からずっと明るい雰囲気のいい現場でした。なのでその雰囲気だとか、キャスト一人ひとりの個性だとかがこの舞台に入って、一体感のある形で皆様にお届けできればなと思っております」とコメントしたが、とにかく明るい!囚人vs看守の構図ではあるが、皆、和気あいあいな雰囲気だ。続けてウノ役の北園 涼は「稽古を1ヶ月ちょっとやって、さらにこの13舎13房の仲間たちとは撮影でも会っているので、初めて会ったのはもう2,3か月前になるんですけれども、原作を読んでこのキャストたちと触れ合っていくうちに、舞台上以外のところでも「ナンバカ」っぽい、13舎っぽい感じが出てきたりしてそれがまた楽しいです。13舎以外の人たちも、日頃からバカ言ってる感じとかが「ナンバカ」の雰囲気で、皆で真面目にバカやってるので、それをお客様に見ていただいた時のリアクションが楽しみですね」と語るがゲネプロでの段階で早くも笑いが起こっていたのが印象的だ。ロック役の汐崎アイルは「昨日、場当たりをしていまして、いつもは皆を燈とか、涼、純平って呼んでるんですが、衣裳を付けて芝居をした後の空いた時間に話しかけるときに、ふとジューゴって呼んだり、ウノとか、ニコって呼んだりというような、本当にアニメや原作からの関係性、13舎の空気が出来ております。他のキャストさんたちもすごく楽しくやってくれていて、僕らも触発されて、お互いの歌を口ずさむようなこともよくあります。劇場に入って、今すごく皆のボルテージが上がっていますので、本日の初日から最後まで皆で楽しんで駆け抜けたいと思います!」と語ったが、グルメという設定なので食べ物に関する台詞の時は特にテンションアップな感。ニコ役の安川純平は「今回の「ナンバカ」という作品は、漫画があってアニメがあって舞台があるので、舞台でしか見せられない、漫画には描かれていないような部分も楽しんでもらえたら良いな、と思っています。良いバカ代表として、本気で最後までバカをやっていきたいと思います」と語ったが、大真面目にバカをやる、これがなんとも言えない清々しさも感じる。双六 一役の郷本直也は「この作品を本当に元々すごく好きで、この役をやらせていただく事になって嬉しく思っています。燈も言っていた通り、すごく疾走感があって、最初から最後まで2時間くらい、お客様も観ていて飽きずにダーっと過ぎていくんじゃないかな、という作品になっています。かなり面白いので、僕としては毎回毎回の公演を楽しみたい気持ちでいっぱいです!…ですが、普段は裸眼で……カラコンをどうしても自分で目に入れられなくて(カラコンが入らない仕草をする)メイクさんに入れてもらっていることだけが心配なので、何とか24日までに入れられるように克服したいと思います(笑)」と笑いを誘った。脚本・演出の川尻恵太は「何度もキャストから疾走感という話が出ましたけれど、今回の脚本は、一番最初に普段の分量の1.5倍の長さのものを書きました。それを稽古してやってみたらいつもより短くなりまして、ということは、単純に考えると普通の芝居の1.5倍の疾走感です。ただ、何回も何回もやって、確認して、意味もちゃんと伝わる、だけど疾走感もあって、時間が経つのを忘れる舞台になったと思います。というのも歌、踊り、そして殺陣、映像とか客席を使ったパフォーマンスが目まぐるしく入っていて、装置もガンガン動きますし、本当に全員の総力戦で作った幕の内弁当みたいな、なんでも入りの面白い作品になっています。刑務所の設定なんですが本当にカラフルで、こんな刑務所なら遊びに行きたくなる舞台になっていると思うので、楽しんでいただければと思います」記者からの質問で「テンション上げるためにやっていることは?」に対して郷本は「栄養ドリンク飲みます」とかなりリアルな回答。また歌に関する質問が出たが北園から「お客さんも声が出せるところがあります」とのことなので観劇予定があれば、ここは大いに!赤澤は「お客様の囚人として(笑)真近で体験出来るかと思います」とコメントした。また郷本から「いろんなタイプの曲がある」とのことなので、曲は要チェック!最後に全員で大きな声で「宜しくお願いします!!!」で元気よく締めてくれた。

撮影:志田正和

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2.5news(編集部)

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