“超!脱獄歌劇”なので実に多くの、そして多彩なミュージカルナンバーが次々と出てくる。冒頭は4人の囚人、ジューゴ、ウノ、ニコ、ロックを紹介するナンバーで、原作を知っていれば「うん、うん」と頷ける内容だ。原作コミック、アニメ同様に肩肘張らずに観られ、大笑いしたり、時には手拍子等で気軽に参加出来る。しかも“脱獄”なので、客席を囚人と看守が走り回り、時には大乱闘を繰り広げるので、通路側に座ったら、囚人vs看守の攻防が真近で、しかも頻繁に観られる。
基本はアニメの舞台化なので、アニメに登場するエピソードで構成されている。とにかく走る、走る、そして歌う、踊る!中盤の山場の新年大会は、もうハイテンションで盛り上がる。この新年大会は囚人と看守が協力し合う、イベントで優勝したら何でももらえるとあって皆、全力!スーパー羽子板達磨落とし、このスーパー羽子板が、やたらでかい!これを振り回しての対決等、もう抱腹絶倒。またカラオケバトルも、もはやガチ勝負で、客席でも全力で応援した方が楽しめる。そして怒濤のようにラストに向かって突き進んでいく。