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【レポート】ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“進化の夏”

なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは、日向翔陽役の須賀健太、影山飛雄役の影山達也、月島 蛍役の小坂涼太郎、山口 忠役の三浦海里、孤爪研磨役の永田崇人、黒尾鉄朗役の近藤頌利、木兎光太郎役の吉本恒生、赤葦京治役の結木滉星、そして脚本・演出のウォーリー木下。
須賀健太は「5作目、“進化の夏”ということで烏野がここからどうなっていくのか、夏合宿がテーマ、ポスターのビジュアルからいつもと違うっていうのが想像出来るかと。1ヶ月ぐらい前から稽古しているんですが……演出は新しくならない、アナログな(笑)……スタッフさんの裏導線の走る回数が増えています!ここが進化!」としょっぱなから“つかみはOK”な発言。これが初参加の影山達也はやや緊張気味で「甘えず、全力で!」と期待通りの影山飛雄っぽい発言。長身の小坂涼太郎(フォトセッションの時に須賀健太から「前列向きじゃない!」と突っ込まれる)は「ドラマの部分が詰まっている。ここは慎重に丁寧に演じていきたい。夏ですが(世間は)秋です(笑)」とコメント。三浦海里は「(暑いので)栄養つけてください!みんな進化しようとあがいたり、もがいたりのドラマがあります」と発言。永田崇人は「バレー部員の前に1人の学生です。パフォーマンスも進化出来たら!」と抱負を述べた。吉本恒生は「今回からです。梟谷学園高校は強豪校です……僕がどれだけ影響を与えられるか!パフォーマンスを丁寧に大胆に、120%頑張ります!」と猛アピール。結木滉星は「心は熱く、頭は冷静に!」ウォーリー木下は「毎回違いますが、新しい演出を前回は取り入れようと、身体表現の極みでした。今回はみんなの日常生活なので、美術も大きく変わりました」と語る。舞台中央にあった大きな盆はなく、舞台の中央奥のに“坂道”、それをはさむように舞台の上下は階段状になっている。この“坂道”を滑り降りたりするシーンがあるが、ここはスピード感があって場面に変化をもたらす。それにしても全部で32公演!須賀健太は「過密スケジュールとどう向き合うのかが課題です。世間は秋ですが、ここからが夏です!地方の美味しい物を食べて!コミュニケーション取るのは食べるのが大事!(奢ることについてツッコミ入り)打ち上げね!そのうち(笑)」とやや太っ腹な発言。また「ここだけは進化したい」という質問が飛び、結木滉星は「思い切りやってミスしたなら、でも次の公演で力に変える!」となかなか頼もしい。吉本恒生は「キャストが多い分、学ぶことが多い。いいところを吸収して“頑張ったな”と言われたい」とコメント。近藤頌利は「着替えが多い」とコメント、実際に学生服、トレーニングウエア、私服等、いつもの公演より確かに多い!三浦海里は「裏導線が混むので人を避けながらやれば着替えが早くなる」と現実的なコメント。小坂涼太郎は「新キャストで僕のお兄ちゃんが出ます。そこをどうやって兄弟っぽく見せるか……本番が始まって気づくことがあるので、細かいところまで気づいて進化出来たら」と語るが、この兄弟のやり取りは見どころとなっている。須賀健太は「雨男からの進化!晴天の中で初日を迎えられるように!」とコメントし、続けて「引っぱっていける存在でありたい!舞台初めてっていうコもいるので」と流石の座長発言。
最後に締めの言葉、須賀健太は「少し遅れてやってきた夏、全力で夏を満喫します。皆さんには夏合宿を経験したような感じになって頂ければ!」とPRし、会見は終了した。季節は秋、「ハイキュー!!」は夏真っ盛りだ。

Photo by Shunsuke Watabe

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2.5news(編集部)

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