なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは植田圭輔(ハイネ役)、安里勇哉(カイ役)、安達勇人(ブルーノ役)、廣瀬大介(レオンハルト役)、蒼井翔太(リヒト役)。
しょっぱなに挨拶したのは蒼井翔太、「今年30歳で、14歳を演じます(笑)」と開口一番、居合わせたキャストや記者を笑わせる発言。しかし、こういう実年齢とかけ離れた役をやるのは“舞台のマジック”、廣瀬大介は「舞台では涙を見せる部分があったりして、アニメとは違う部分を見せます」と語る。感情の起伏を激しく演じていたが、よりキャラクターの心情が伝わる、心揺さぶられる場面。安達勇人は「インテリ王子です。真面目でいろんな葛藤が生まれます」とコメント。「師匠〜!」という叫び声は健在。安里勇哉は「カイは見た目もコワくて近寄られない、コミュニケーションが取れないキャラクターですが、このカイが歌う、心の内面っていうんでしょうか……ここはお楽しみに」とコメント。アニメ同様に無口キャラを踏襲してはいるが、ミュージカル仕立てなので、心の叫びを表現するナンバーは必見。植田圭輔は「お勉強だけではない、そういう部分……観ている方々の背中を押すような、自分も学んでいるところはあります」とコメント。見どころに関しては蒼井翔太は「キャスト揃ってのハーモニーが見どころ」とコメント。歌稽古も結構大変だったのではないかと苦労が垣間見えるところだ。廣瀬大介も「キャラクターソング」とやはり歌の場面を挙げる。安達勇人は「生で演じるんで……アニメ以上、ミュージカルの面白さ」と語る。舞台は生もの、そこはやはりライブならでは。安里勇哉は「アンサンブルさんはダンスも歌も凄い」と語る。アンサンブル陣のコーラスも聞きどころ。さらにところどころでいろんなキャラクターを演じるのもポイントだ。そして「ミュージカルならではの動き、目が離せない、端から端まで!」とコメント。植田圭輔は「歌が凄い、いっぱいある!」そう、全部で40曲!そして植田圭輔は「愛の作品」と評した。「楽しいとか綺麗とか美しいだけじゃないものが詰まっている」とコメントしたが、そこは観客が自ら見つけていく部分。そして「舞台だと立体で動くので、“こういう風に動くんだ”って改めて……あとはよいところはさらに(そこに)のっかって〜」とコメント、相乗効果的な動きもあって回を重ねるたびに変わっていく予感。再演も期待したい。
2025年2月をもって、建て替…