作:ライル・ケスラー 翻訳:小田島恒志 上演台本・演出:マキノノゾミ
[出 演] 細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介
◆兵庫公演
2017年10月14日(土)・15日(日)
兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
兵庫公演主催 : 兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
◆東京公演
2017年10月18日(水)~22日(日)
草月ホール
東京公演主催 : サンライズプロモーション東京
共同製作:サンライズプロモーション東京 兵庫県立芸術文化センター
孤児たちの共生と再生を描く「オーファンズ」
蝕まれた心が愛によって癒されていく、というテーマで書かれた、ライル・ケスラー脚本による傑作舞台「オーファンズ」。ロサンゼルスやニューヨークで脚本家、俳優、演出家として活動するライル・ケスラーは、長きにわたり、イマジネーションワークショップを主宰。精神科の入院患者や、ケアの必要な子供たちを対象に、演劇を通じた活動を行っています。本作は、そのような活動の中で様々な心の触れ合いを見てきた、彼ならではの作品です。
30年以上、世界各国で上演されるトニー賞ノミネート作品
1983年のロサンゼルス初演以後、イギリス、トルコ、ポーランド、メキシコ、ギリシャ、イタリア、フィンランドなどで上演。世界各国で話題を呼び、成功を収めてきました。1987年には米国で映画化もされ、名優のアルバート・フィニーやマシュー・モディーンが出演しています。2013年には、演劇界の最高峰トニー賞のリバイバル作品と主演男優賞にノミネート。今もなお、不朽の名作として愛されています。
日本でも多くの名だたる俳優たちが熱演
日本初演は、1986年の劇団四季公演。当時の看板俳優であった市村正親が主演を務め、好評を博しました。そのほか、2000年に栗田芳宏の演出で、椎名桔平、伊藤高史、根津甚八が出演、2010年に小川絵梨子の演出で、吉原光夫らが出演。近年では、2016年に宮田慶子の演出で、柳下大、平埜生成、高橋和也が出演しました。時代ごとに、気鋭の俳優たちと演出家により創り上げられ、観客の心を掴んでいます。
2017年版「オーファンズ」、秋の上演が決定!
今回、兵庫と東京で上演される本作では、映画「新宿スワン」など多くの話題作で活躍する細貝圭、ドラマ「ごくせん」でデビュー後、「仮面ライダーカブト」等でも人気を得た佐藤祐基、そして、連続テレビ小説「ちりとてちん」でブレイクした後も、数々の映画やテレビでも活躍中の加藤虎ノ介の3人が挑みます。話題性とともに、舞台での実力も抜群に兼ね備えた彼らが、繊細ながらも濃密なドラマを紡ぎだします。
上演台本・演出をマキノノゾミが手掛ける
30年もの間、連続テレビ小説「まんてん」や映画「真田十勇士」(ともに脚本)など、国内外あらゆる作品の戯曲や演出を担当、受賞歴多数のマキノノゾミ。時代を超えて名作を世に送り出してきたマキノが、名作「オーファンズ」を現代版として浮かび上がらせます。
細貝圭(ほそがい・けい)
1984年10月10日生まれ 東京都出身
幼少期から14年間米国で生活し、2008年にミュージカル「テニスの王子様」でデビュー。以後、舞台「戦国BASARA」(10~13)やTVドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」(11~12・EX)など、多数の舞台や映像作品に出演。そのほか、バンド「ココア男。」のメンバーとしての音楽活動(10~12)や、ゲームアプリ「あんさんぶるスターズ」(14~)のアフレコなど、活躍の場は多岐にわたる。主な出演作品は、【舞台】「マルガリータ~戦国の天使たち~」(14)、「新・幕末純情伝」(16~17)、「パタリロ!」(16)、「デルフィニア戦記」「剣豪将軍義輝~星を継ぎし者たちへ~」(17)、【映画】「新宿スワン」(15)、【TVドラマ】「サヨナラ、えなりくん」(17・TX)など。
佐藤祐基(さとう・ゆうき)
1984年2月22日生まれ 東京都出身
2005年にTVドラマ「ごくせん」(NTV)でデビュー。TVドラマ「仮面ライダーカブト」(06~07・EX)や「白と黒」(08・CX)で話題を呼び、人気を集める。初舞台の「ブラウニング・バージョン」(05)以後、舞台出演作も数多い。16年には、Air studioプロデュース公演「蒼い季節」で演出を手掛けた。主な出演作品は、【舞台】「トロイラスとクレシダ」(12)、タクフェス春のコメディ祭!「わらいのまち」(17)、【映画】「新宿スワン2」(17)、【TVドラマ】「水族館ガール」(16・NHK)、宮部みゆき サスペンス「模倣犯」(16・TX)、「警部補・碓氷弘一~殺しのエチュード~」(17・EX)、「貴族探偵」(17・CX)、【配信】「ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~」(17・Amazonプライム・ビデオ)など。
加藤虎ノ介(かとう・とらのすけ)
1974年10月20日生まれ 大阪府出身
大阪で舞台を中心に活動中、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(07~08)で徒然亭四草役に抜擢され、脚光を浴びる。以後、多数の映画、舞台で活躍。13年には、舞台「国語の時間」(第21回読売演劇大賞優秀作品賞受賞)で主演を務めるなど、着実にキャリアを積んでいる。主な出演作品は、【舞台】「OPUS/作品」「交響劇 船に乗れ!」(13)、「休暇」(14)、【映画】「64-ロクヨン-」(16)、【TVドラマ】「平清盛」(12・NHK)、「おみやさん SP2」(16・EX)、「夏目漱石の妻」(16・NHK)、「人間の証明」(17・EX)、【ラジオドラマ】「遥かなり、ニュータウン」(16・NHK FM)、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(17・NHK FM)など。
【上演台本・演出】 マキノノゾミ(マキノ・ノゾミ)
1959年9月29日生まれ 静岡県出身
劇作家・脚本家・演出家・俳優。劇団M.O.P.主宰(1984年旗揚げ・2010年解散)。外部の舞台でも作・演出を手掛け、幅広く活動している。02~03年には、 NHK連続テレビ小説「まんてん」の脚本を執筆した。第21回読売演劇大賞優秀演出家賞(01・「怒涛」)、第36回紀伊国屋演劇賞個人賞(01・「黒いハンカチーフ」「赤シャツ」)他、受賞多数。17年は音楽劇「大悪名 The badboys Last Stand!」(主演:沢田研二)を作・演出、「ローマの休日」(出演:吉田栄作、朝海ひかる 他)の脚本・演出を担当している。そのほか主な作品は、【舞台】「MOTHER」(94・08/戯曲)、「殿様と私」(07・10・11・13/戯曲)、音楽劇「お嬢さんお手上げだ」(12・15/戯曲・演出)など。
フィラデルフィアの廃屋で暮らすトリート(細貝圭)とフィリップ(佐藤祐基)の孤児兄弟は、凶暴な性格の兄トリートが臆病な弟フィリップを外の世界に出さず、トリートの稼ぎだけで生活をしていた。そこに、やくざ者のハロルド(加藤虎ノ介)が迷い込み、彼もまた孤児だったことから3人に疑似家族のような日々が訪れる。
ハロルドはかつて自分がされたことを返すかのように、若い二人にさまざま事を教えていく。フィリップの中でトリートの存在は少しずつ薄れていき、やがてトリートは孤独感にさいなまれてしまう。
孤児(オーファン)との共生によって再生する孤児たち(オーファンズ)の物語の向かう先とは・・・。
公演タイトル :「オーファンズ」
作 :ライル・ケスラー
翻訳 :小田島恒志
上演台本・演出 :マキノノゾミ
出演 :細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介
公式サイト :http://www.orphans-stage.com
〇兵庫公演
2017年10月14日(土)・15日(日)
会場 : 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
一般発売 : 7月29日(土)
入場料金 : 6,000円(税込・全席指定)
※14日終演後アフタートークを予定。(演出家・出演者3名)
お問い合わせ :芸術文化センターチケットオフィス:0798-68-0255(10:00~17:00月曜休)
〇東京公演
2017年10月18日(水)~22日(日)
会場 : 草月ホール
一般発売 : 8月11日(金・祝)
入場料金: 6,500円(税込・全席指定)
※19日終演後と21日夜公演終演後にアフタートークを予定(演出家・出演者3名)
東京公演主催 :サンライズプロモーション東京
お問い合わせ :サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(全日10:00~18:00)