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「學蘭歌劇『帝一の國』-大海帝祭-」開國を前に、木村了、三津谷亮、細貝圭、佐藤流司が意気込みを語る

WOWOW:「學蘭歌劇『帝一の國』-大海帝祭-」
開國を前に、木村了、三津谷亮、細貝圭、佐藤流司が意気込みを語る

WOWOWでは、2014年から2016年にかけて全三部作で上演された舞台「學蘭歌劇『帝一の國』」の劇中で歌われた楽曲をふんだんに盛り込んだライヴ「學蘭歌劇『帝一の國』―大海帝祭―」の千秋楽公演を独占生中継でお届け。それに合わせて、舞台3作品も一挙放送中。そこで今回は都内スタジオで行われている舞台稽古けいこを直撃。主人公・赤場帝一役の木村 了、榊原光明役の三津谷亮、駒光彦・成田瑠流可役の細貝圭、久我信士役の佐藤流司に意気込みを聞いた。

木村 了

原作はカルト的な人気を誇る古屋兎丸のコミック「帝一の國」。今年4月に公開され、動員150万人を突破した“映画版”のヒットも記憶に新しいが、木村も「僕の母親も、『帝一の國』がWOWOWでやると知って、もう映画版を放送するのか、さすがWOWOWだなと勘違いしていたんですけど、そこに載っていたビジュアルの僕の顔を見て、舞台版か!と気付いたらしいです」と笑いつつ、「WOWOWをご覧いただいている方の中にも勘違いされている方がいらっしゃるかもしれませんが、実は僕たちの舞台版の方が先なんです。僕は映画版にも(生徒会長・堂山圭吾役で)出ていますし、映画は映画でものすごく面白い作品なんですけど、どちらがということではなく、舞台はまったく別物なので、楽しんでもらいたいですね。駅前の喫茶店に入るような、気軽な気持ちで観ていただけたら。」と、カフェではなく、より気軽にという意味で駅前の喫茶店を強調した。

三津谷 亮

さらに「(『帝一の國』を)映画から知った方には新しいものを観る感覚で、舞台をずっと応援してくれた方には懐かしい気持ちで観てもらいたいですね。帝一は目的達成のためには、周りはお構いなしに突っ走る。見ていて爽快ですよね」(三津谷)、「それぞれにキャラがたっていて。ステキなキャラが多い。それこそ帝一なんかは人間くさいんですよね。ずっとエリートで育ってきて。でも高校で初めての挫折を味わうことになる。同じように、そこから崩れていく人ってたくさんいると思うんです。だからこそ共感できる部分がたくさんあると思う」(細貝)、「誤解を恐れずに言うならば、ジャンクフードみたいな笑いがたくさんある、人生が楽になるような舞台。出演者でありながら俺もビックリするくらいの狂喜乱舞ぶりで。いい意味でいっちゃってる感じがあります」(佐藤)とそれぞれに見どころを語った。

細貝 圭

「3年間頑張ってきた舞台もこれで終わりだなと思ったらさみしくて悲しくて。だから再演はかなわないとしても、またみんなで集まってできたらいいね、という話はしていました」と木村が語る通り、昨年3月に【最終章】が上演され、「學蘭歌劇『帝一の國』」はひと区切りついたと思っていたキャスト陣。しかし今回、舞台版の楽曲を集めた、歌あり、ダンスありの“ライヴ”「大海帝祭」として復活することが決定。「うれしかったですね。でも今回は3日間しかやらないんで、もう少しやりたいなという気持ちもあります」と木村が語ると、細貝も「地方にも行きたかった。小さい会場でもいいから全国津々浦々まわりたい。もう続きはないと思っていたからうれしいんですよ」と笑顔を見せた。

佐藤流司

しかし佐藤は、「6日まで別の舞台の本番が入っているんですが、(今回のライヴは)11日が初日ということで。俺は出られないんだろうなと思っていたら、名前が載っていました(笑)。出ることができたのはうれしいんですけど、『どうしよう、本番に間に合わないかもしれない』と思うと今から不安です」と現在の正直な心情を吐露。三津谷も同様に別舞台あり、遅れて稽古に参加。しかし木村は「この二人(三津谷と佐藤)がいなかったらライブはできないですから。この二人以外はポンコツなんで。もし踊りを間違えたとしても、むしろ流司の方が正しくて、みんなが間違えてるようにしか見えないから、大丈夫だよ」とフォローし、佐藤に全幅の信頼を寄せているようだった。

さらに「プレ稽古をした時には(皆記憶していた振付が)フワッとしていて。『これは三津谷がいないとヤバいな』と思ったんです。だから三津谷が稽古場に来た時には、『先生が来た! 良かった』という感じで安心しました」と続けた木村。振り付けを再確認する“振り起こし”を担当した三津谷も、佐藤同様にキャスト陣から全幅の信頼を寄せられているようで、「今回、振り起こしをしてほしいと言われてから、次の日にやるダンス稽古の、全員の立ち位置を書いて確認をしました。練習が終わってから徹夜で確認しましたね。振り起こしをしながら、本番に向けてどんどんテンションが上がりました!」と嬉しそうに振り返る三津谷だった。

今回は「大海帝祭」の生中継に合わせて、舞台3作品も一挙放送される。そこで舞台3作品版の見どころを尋ねると、まず三津谷が「【第一章】のオープニングでは、『帝一の國』というのはどんな雰囲気なんだろうな、カッコいい系なのかな、という感じで始まるんですけど、それがどんどん違う方向に裏切られるんですよね」と解説。そして木村が「そう。その印象はすぐ裏切られることになります。だんだんとアホなことを全力でやっている舞台なんだなということが分かってくる。でもキュンとなるところもあるし、メッセージ性も強くある。【第一章】はそういった点がとてもきれいにまとまっていた作品だったなと思います」と解説。
続けて佐藤が「自分は【第二章】から参加したんですけど、全力でアホをするという【第一章】のテイストはそのままに、そこにいろんな事件が起きるんです。氷室ローランドが陥落したり、俺ら新一年生が入ってきたり、森園先輩が生徒会長になったり、堂山会長が卒業したりと。とにかくいろいろなイベントがめじろ押しです」と解説。
さらに細貝が「【第一章】は帝一メインで動いていたんですが、【第二章】では帝一を取り巻くまわりの人間たちの事件が描かれていた。そして【最終章】ではまた帝一にフォーカスされた物語に戻っています。そして、絶対的な悪が登場するのも【最終章】の特徴ですね」と締めくくった。

今夜、夜9:00 【 第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』-決戦のマイムマイム-を放送。【 最終章】 學蘭歌劇 『帝一の國』-血戦のラストダンス-は、明日10日(木)夜9:00放送。
そして、8月13日(日)午後5:30 [WOWOWライブ]
独占生中継!いよいよ開國!學蘭歌劇『帝一の國』-大海帝祭-LIVE

会場:日本青年館ホール
スタッフ・キャスト/
原作:古屋兎丸「帝一の國」(集英社ジャンプ コミックス)
構成・演出・音楽:小林顕作
出演:木村 了 入江甚儀 三津谷 亮 吉川純広 谷戸亮太/
細貝 圭 冨森ジャスティン 瀬戸祐介/市川知宏 佐藤流司 原嶋元久/
今奈良孝行 中谷 竜 ぎたろー 平沼紀久
<映像出演>大河元気 佐藤永典 井上小百合(乃木坂46) 樋口日奈(乃木坂46)/
津田健次郎  大堀こういち
<スペシャルゲスト>HAKUEI(PENICILLIN)

詳しくは番組HP  http://wowow.bs/teiichi
映像出演する、佐藤永典、井上小百合(乃木坂46)、樋口日奈(乃木坂46)、大堀こういちの4名からコメント入り動画も到着!番組HPでご覧いただけます。

學蘭歌劇『帝一の國』-大海帝祭-
会場:日本青年館ホール
日程:8月11日(金・祝)~ 8月13日(日)
詳しくは、オフィシャルHP
http://www.nelke.co.jp/stage/teiichinokuni_live/

(左から)佐藤流司、三津谷亮、木村了、細貝圭

2.5news(編集部)

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