1999年にテレビ放映され、人気を博したアニメーションシリーズ『デジモンアドベンチャー』 ストーリーは劇場第一作の舞台(1995年)から4年後(1999年)の世界を描いている。デジタルワールドという仮想世界と現実世界の東京とを巧みにリンクさせており、突然放り出された異世界の中を子供達がデジモンや仲間との関わりあいの中で自分らしさを見つけ、成長し、生きていくという物語。この中で子供達の過去や太一らが選ばれた理由、また光が丘の謎等、多くの伏線が張り巡らされており、大人でも十分楽しめる内容となっている。
今回舞台化されるのは、初代『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編として全6章で展開中の『デジモンアドベンチャー tri.』が原作となるが、これのサイドストーリーとなっている。選ばれし子供達である太一達は高校生になっており、特別な『8月1日』の出来事をフューチャーしている。「思い出の日にみんなで集まろう」ということになり、キャンプをすることになった高校生になった選ばれし子供たちが、あの頃の自分たちに一日だけ戻ろうとする。