音楽喜劇『のど自慢~上を向いて歩こう~』の公開ゲネプロが29日東京国際フォーラム ホールCにて行われ、森昌子、河合郁人(A.B.C-Z)、監修・演出の井筒和幸が取材に登場した。
同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子(森昌子)とそのマネージャー・須谷保(河合郁人)を中心に描かれる人間模様や、人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する人々の様々な想いを描いたハートウォーミングストーリー。劇中では、『せんせい』や『越冬つばめ』といった森昌子自身の曲をはじめ、多くの名曲が散りばめられ舞台を彩る。
32年ぶりの主演舞台となる森は、「緊張する」「共演者のみなさんが親切に介護してくださるから……」と話すと、すかさず河合が、「エスコートです、エスコート!」と笑顔で重ねた。井筒監督も「こんなにあっという間の楽しい3時間はない。いい気晴らしになるのでぜひ観てほしい」と意気込んだ。
また実の母親の名前と、森演じる演歌歌手の名前が同じ『レイコ』だという河合が、「『麗子さん』っていうたびに母親の顔が出てきたんですけど、だんだん母のレイコを超えましたね」と話し、笑いを誘った。
そして、河合が「僕が言うのもおこがましいですが、森さんが甘えてくるシーンがものすごくかわいいんです!」と話すと、森は驚いた様子で「ちょっと待ってください! ドキドキしちゃった!」と顔を赤くし、井筒監督も「かわいいんだよなあ」と続け、納得の様子だった。さらに河合は、「あの瞬間がすっごいかわいくて・・キュンキュンポイントです!」と熱弁した。一方、森も「河合くんもとても頼りになるマネージャーで、暗転して真っ暗になると、さっと肩を抱いてすっと連れて行ってくれるんです。どきっとしちゃいますね」と大絶賛。河合はすかさず「ここ、使ってください!」と訴えかけた。
舞台で「越冬つばめ」を披露する森に、河合は「歌ってすごいなと思いました。森さんの歌を初めて稽古場で聞いたとき、本当に涙が出た」と熱く語り、「自分たちの曲で一切ないんですよ」と笑いながら話すと、周囲からつっこまれていた。
同舞台は、本日6月29日から7月4日まで東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて、7月22日から24日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場、8月12日から18日まで愛知・中日劇場で上演される。
タイトル:映画「のど自慢」井筒和幸監督作品より
音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~
原作: 映画「のど自慢」
監修・演出: 井筒和幸
脚本・演出: モトイキ シゲキ
出演:
森 昌子
河合郁人(A.B.C-Z)
湖月わたる 上原多香子
寺西拓人(ジャニーズJr.)
小川菜摘
藤井びん、小堀裕之(2丁拳銃)、川谷修士(2丁拳銃)、高山和之、優志、内河啓介、八十田勇一 黒田こらん、Raychell、井元まほ、大入袋舞、七尾カンナ、山内優花、日沖和嘉子、ヴァチスト太田
モロ師岡 (*東京公演、名古屋公演のみ)
天宮 良
前田 吟
特別出演: 生島ヒロシ
(「のど自慢」司会者) 牧野尚之(ダブルキャスト)
公式ホームページ: http://www.nodojiman.jp
オフィシャルツイッター: @NodojimanStage
主催: 音楽喜劇「のど自慢」実行委員会(東京、神戸)、中日新聞社(名古屋) 企画・製作: 音楽喜劇「のど自慢」実行委員会
制作協力: オレガ