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【レポート】手塚治虫 生誕90周年記念 Amazing Performance W3

開演前、幕にカラフルな照明を当て、それを万華鏡のように変化させているが、始まる前から観客のワクワク感を高める。そしてよくある前説と諸注意、パフォーマーが通路から登場し、英語と日本語、ユーモアと楽しいマイムでアナウンスする。これが既に楽しいので、なるべく早めに席に着いておきたいところ。
そしていよいよ始まる、幕に手塚マンガで使われている“書体”、無数の“ガン”という文字が映像で書かれている。それから記録映像、しかも多くの戦争映像を同時に見せる、なかには人間じゃない争いの映像も交えて……地球上では今日もどこかで諍いや争いが起こっている。シルエットが出てきて“しゃべる”が、これはリアルにしゃべっている訳ではなく、マンガの吹き出し、このシルエットがよく見ると……日常的に使う道具だっりする。パスタをつかむトングだったり、バネ式のワインオープナーだったり、クリエイター側のちょっとした遊び心を感じる。そしてこのタイトルロールにもなっているW3の登場、それから幕が開き、どう見てもマンガ家の仕事部屋で、中央にベレー帽をかぶり、メガネをかけた男が座っている。そこにやってくるW3、出会いのシーン、そこから“冒険”とも言えるストーリーが展開されるのである。

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2.5news(編集部)

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