【3.0レポート】スタジオライフ公演『THE SMALL POPPIES』

Koalaチーム

そんな訳で同じ子供でも抱えているバックボーンが大きく異なる。子供なりに考え、それなりに摩擦もあり、でも友情も育む。オーストラリアという国そのものが移民で成り立っているので、レップに限らず、皆、移民である。無邪気に見える子供達であるが、家庭の事情もそれなりに複雑だ。クリントは少々内向的のようで母子家庭、テオはギリシャ系移民の子供、ひたすら明るいキャラクターで、ヘコむこともあるが、立ち直りも早い。レップは弁当のことでいじめられたりもするが、徐々に周囲の環境にも慣れていく。
スタジオライフはファンなら知っているが、基本的に劇団員は全て男性、まして5歳児、大の大人が演じるのはハードルも高いが、かなり弾けていて勢いがある。冒頭に歌、盆の上で踊ったりするのだが、人力で回す。それぞれのパフォーマンスも見どころがあり、しかもその盆がカラフルでなんとも楽しく、色使いもPOP。パフォーマンスの間にシルクハットをかぶった2人組が登場するが、この存在はシニカルな空気感を醸し出す。

Kangarooチーム

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2.5news(編集部)

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