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【レポート】「錆色のアーマ」

なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは佐藤大樹と増田俊樹。
佐藤大樹 は「 自分は本当に、この初日がすごく待ち遠しく、早くこの日になってほしいという気持ちが強く、ここまで本当に 最高のスタッフさん、キャストの皆さんと力を合わせてゼロから作り上げてきた舞台なので、早くお客様に観て ほしいという気持ちでいっぱいです」と挨拶。増田俊樹 も「 本当に頼れる仲間たちと共に1ヶ月間稽古に励んできて、すごく素晴らしい舞台が出来たという自負はあります。 ただ個人としては、久しぶりに立つ舞台ということで、舞台の上に魔物が住んでいるとよく言われますけれども、 本番を迎えるにあたって、良いことがたくさん起こることを望みながら、ゲガのないように頑張ります。 座長がしっかりと前を向いて歩いているので、僕もその背中を追うように歩きたいと思います」と挨拶をした。それから、質疑応答となり、佐藤大樹は「織田信長(増田俊樹)と顕如(輝馬)の二人の歌が個人的に大好き」とコメント。「声もいいし、歌も上手いし、存在感にも華があって、これは負けてられないな!」と。実際、しょっぱなから聴かせるので、聴いてる方は「おお〜」と思うはず。一方の増田俊樹も「雑賀衆も、7人でのチーム感というか、グループで作る存在感というのは、雑賀が一番持っている」と雑賀衆のチームワークの良さをコメント。また、この作品では超個性的かつ強そうな武器が注目ポイントで、佐藤大樹 は「男の子の本能としては、武器を持つとすっごくテンション上がります!」と嬉しそう。そして「舞台のタイトルにもあるアーマは、キャラクターそれぞれすごくこだわっているので〜」とコメントしたが、この武器が本当にクリエイティブで見た目だけでなく、そのパワーもなかなかのもの。そして衣裳もキャラクターの存在感をきわだたせていて個性的。増田俊樹は「剥き身の刀を渡された」と言い「稽古で作ってきた織田信長という人物に対して、“鞘に納まらない”というのは、腑に落ちる……こういうオリジナルの刀を作っていただいて、嬉しかったです」と語る。テレビや小説等で様々な織田信長像が描かれてはいるものの、基本的には“型破り”な人物として描かれていることが多い。この物語でも織田信長は破天荒だか、冷静に物事を分析し、策を練る。また、戦さの場面では2本の刀を自由自在に操る、戦国時代の“スーパースター”な貫禄を漂わせていたのが印象的だ。ゲネプロ前ではあったが、時折笑顔で、会見は終始和やかな雰囲気で終了した。

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2.5news(編集部)

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