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【レポート】舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜

2幕のラスト近くの戦いは、もうゲーム感を超えて客席で、ドーンと体感出来るくらいの迫力、もちろん、通路を使った演出もあるので、通路側の席は刀剣男士たちが駆け抜けるので、ここは“注意”。戦いの映像演出、そして夜や明け方のシーンは美しく、歌仙兼定(和田琢磨)じゃないが、なかなか風流だ。伊達に縁のある刀である大倶利伽羅(猪野広樹) 、燭台切光忠(東啓介)、太鼓鐘貞宗(橋本祥平)、ちなみに大倶利伽羅は伊達家伝来の刀で、相州伝の廣光作といわれている。燭台切光忠は鎌倉時代の長船派・光忠作と伝えられ伊達政宗から水戸徳川家に贈られたとされる日本刀、名は伊達政宗がこの太刀で家臣を斬った際にその勢いで燭台まで斬れたという話に由来する、太鼓鐘貞宗は相州貞宗の作で、長く伊達家に在った短刀、彼らの行動に注目。そしてサプライズが大好きな鶴丸国永(健人)、後半の驚きは、なかなか彼らしい。また“じじい”っぽく皆を見守る三日月宗近、鈴木拡樹の安定のキャラクター作りだ。2幕の後半、真剣必殺はもちろん“お約束”!
最後の最後まで目が離せない展開、2幕もの、休憩をはさんでおよそ3時間と“大絵巻物”、見応え十分、派手な殺陣、アクションを十分に堪能し、彼らのドラマチックなストーリーに涙したい。

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2.5news(編集部)

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