今回はそれぞれの刀剣男士の関係性がよりはっきりしていて、絡みのところもわかりやすい。また、手合わせや畑仕事等、彼らの“日常”も丁寧に描かれているので、ここはちょっと“ほっこり”するポイント。
暗い感じの小夜左文字(納谷健)、“バックボーン”も影絵のようなタッチで語られるが、小夜の中山で山賊に短刀を奪われ、斬り殺された。その後、残された子どもは母親の妹に育てられ、成人した後掛川の研師に弟子入りする。そしてある時、研師の弟子となったかつての子どもの元に浪人が左文字を研ぎに出しにくるが、子どもは浪人からその刀が母親を殺して奪ったものであるという話を聞き、左文字を見るふりをして浪人を殺し、仇を討ったという。鎌倉時代の刀工・左文字作の日本刀(短刀)で現在は重要文化財に指定されている。よってこの物語でも復讐に生きる意味を見いだしている、というキャラクターになっている。