Categories: レポート

【レポート】舞台「警視庁抜刀課vol.1」

切通 弥と架光隼人(井上正大)のコンビは時には衝突することもあるが、良き友であり、同僚であり、相棒だ。息のあった会話やアクション、ここは見どころ。見た目のキュートさと裏腹なちょっとブラックな言動も見られる兎茶 護(星元裕月)、めっぽう強い乾 小町(藤木かおる)、警察官の袴田亮介(宮崎翔太)はちょっと怪しげな雰囲気で取り憑かれやすく、ミステリアスな存在感を放つ。謎めいていて刀の腕前の確かな源九郎義経(山本一慶)と彼に従う無口な武蔵坊弁慶(伊藤陽佑)、何の目的で憑き刀を集めているのか……彼らはどこから来たのか、ここは謎のヴェールに包まれている。思い詰めたような、一見弱そうに見えて実は芯の強そうな六人部真名(岩田華怜)、切通 弥と架光隼人を取り巻く人物は、皆、ひとくせもふたくせもありそう。
渋谷駅からほど近いCBGKシブゲキ!!、小振りの劇場、真近で繰り広げられる真剣勝負のアクション、殺陣、前の方の席なら、もう迫力いっぱいでドキドキすること、間違いなし。通路を使った演出もあるので、臨場感はたっぷりだ。
性格的には反対の切通 弥と架光隼人、テレビシリーズでも刑事コンビものは多くあるが、衝突しながらも反目しあいながらも、心の奥底では信頼しあっている関係、出版されている巻数は少ないが、こういったコンビものは2人の関係性が重要。今後の2人の活躍も見たくなる作品である。

Page: 1 2 3 4 5 6 7 8

2.5news(編集部)

2.5news(編集部)