プロローグはパストラール〜カタストロノフ(DQII)、序曲のマーチ(DQV)、城を抜け出して森に出た王女は、不思議な老人にある笛を渡される。
それからタイトルロールが大きく「ドーン」と出て、そこから大作映画のようにクレジットが次々と上がる、観客は一気に「ドラゴンクエスト」の世界に引き込まれる。それから本格的な冒険の始まりだ。
城の場面、シンプルでスッキリしたセット、ファンタジックな雰囲気を醸し出す。幸福に満ちた城、しかし一瞬、不気味な空気が流れ、それを感じた伝説の勇者は魔王の討伐に出かけると言う。白の勇者は共を願い出るものの許可が下りず、城を守るように命じられる。王女と白の勇者が惹かれ合うところは甘く美しい場面、ところが急激に、一気に照明と音楽が変わり、王女は黒の勇者と魔王に連れ去られてしまう。
場面は一転して森のような暗い場面になり、モンスターたちが現れるのだが、このモンスターの造形が実に精巧に作られており、動きもちょっとユーモラスな雰囲気もあり、ここは要チェックポイント。途方にくれる白の勇者、王女が残した笛を吹くと謎の老人が出てきて予言するのであった。その予言通りに酒場にいく勇者、この酒場、ゴールドを基調にした近未来っぽいデザイン、お洒落でクールな雰囲気だ。酒場の女たちはキュートでコミカルな動きで可愛い感じ。ここで剣士が登場するが、赤と黒を基調にした衣裳で、とにかくかっこいい!の一言。陽気な武器商人もやってくるが、外見はトルネコそのもの。ユーモラスかつ朗らかだが、インチキ武器を売りつけたりするところは、トルネコとは異なる点だ。それで大騒ぎとなるが、いつのまにやら黒の勇者と魔王の兵士もやってきて戦闘に。そんなこんなの状況で白の戦士と剣士は協力し合うことになり、悪の一団を追い払う。そこで白の勇者は不思議な老人のことを思い出して笛を吹くと老人が現れ、傷ついた人々を癒す……彼は賢者であった。そして白の勇者は鞘から剣を抜き、賢者は彼こそが魔王に立ち向かう勇者であることを告げるのであった。そして予言通り3人の仲間を得たのであった。大騒ぎの場面から戦闘シーンに移る動き、フォーメーションの変わり方は注目ポイント。