5歳の子供たちが描くボーダレスの世界。
国境、人種、常識、理不尽、憎悪、嫌悪・・・・
すべての境目を越えた時に見えるものは青い地球一一
5歳の子供たちを演じるのは、最高齢57歳のスタジオライフの男優たち。
2017年初夏、青い地球に暮らす人々の幸福を願って・・・・
『THE SMALL POPPIES』は1986年にワークショップ形式で作られ、
1987年に英国ロンドンのヤンクホヴイツクシアターで上演されたオーストラリアの戯曲です。
30年という時を経て、まさに今、傾き始めている社会情勢の中で、
この戯曲の必要性を噛み締めています。
【スタジオライフ公演 『THE SMALL POPPIES』】
1980年代、オーストラリア、アデレード。小学校入学を前にしたクリントとテオとレップの物語。クリントの家は離婚したママとの母子家庭。ママは恋人のエディと一緒になりたいけど面白く無いクリント。テオの一家はギリシャからの移民家族で、通じない言葉の中で生き抜こうとしています。レップはカンボジアからの難民で、姉のノイとたった2人、移民局の世話でアデレードに到着したばかり。みんな5歳の子供たち、彼らは新しい世界の入り口の前で不安や混沌の中にいます。5歳なりの親との葛藤、ウォルシュ先生との触れ合い、芽生える友情・・・。様々な国からの移民や難民を多く受け入れていたオーストラリアを舞台に、数々のスケッチから「人と一緒にいるということ」が見えてくる戯曲となっています。また、それぞれの役者が5歳の子供役と親や先生などの大人役を切り換えながら演じます。
公演は「koala」チームと「kangaroo」チームのWキャストによる上演。チケットは各取扱プレイガイド(チケットぴあ・ローソンチケット・e+・カンフェティ・スタジオライフ)にて一般発売中。
〈公演データ〉
公演期間:2017年6月15日(木)~7月2日(日)全22公演
劇場:新宿御苑 シアターサンモール
作:DAVID HOLMAN
上演台本・演出:倉田淳
キャスト: 笠原浩夫 山本芳樹 岩崎大 船戸慎士 牧島進一
関戸博一 (koala チームのみ) 松本慎也 仲原裕之 緒方和也 宇佐見輝 若林健吾 千葉健玖 江口翔平 吉成奨人 藤原啓児
チケット:〈全席指定・税込〉〈前売・当日共〉一般5,800円、学生3,000 円ほか
※学生はスタジオライフのみの取扱。要当日学生証提示。
※一部の回にヨンキューステージ(一般4,900円)有り。
詳細:公式URL http://www.studio-life.com/stage/the_small_poppies2017/