2幕はそのサスケとイタチの名場面、コミックを読んでいれば、どこの部分だがおのずとわかるのだが、話を知っていてもここは涙ポイント、そしてサスケはイタチの本当の想いを知ることとなるのだが、ここでさらに涙腺崩壊必至。
どこまでも前向きなナルト、変わってしまったサスケへの熱い想いは変わらないどころか、どんどんヒートアップ。サクラとて同じ、サスケに対する想いは一途だ。そんなキャラクターの心情は共感出来る。新登場のキャラクター、第七班(カカシ班)に配属されたサイ、空気が読めないところがあり、2幕の冒頭でサクラに「ブス」と言って殴られたり(何故、殴られたかを理解していない様子)、ここはお笑いポイント。また九尾も出てくるので、ここは見どころポイント、映像と俳優がシンクロし、まさにライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」にふさわしい。
物語と作画の緻密さ、人物関係や様々な忍術、そして原作自体が大スペクタクル、1999年〜2014年まで連載され、全700話、単行本は全72巻、全世界での累計発行部数は2億部以上に及ぶ。ド派手な戦いもさることながら、仲間との友情、裏切りと復讐、家族の絆などがキチンと描かれており、また幾重にも重なる世界観や伝承や宗教などの要素も取り込まれ、何度読んでも飽きない原作、だからこその【ライブ・スペクタクル】、なお、千秋楽はライブビューイングが日本のみならず、香港や台湾でも実施する。