【レポート】舞台「男水!」

--部活もの、テニス、バスケットボール、バレーボール、と運動部系コミックの舞台化は数多くあります。しかし水泳というスポーツを舞台化するにあたって、ネタバレにならない程度にこの「水泳」を舞台で表現する秘策は?

深澤:映像も使っていますし、役者の動きで表現したり、美術との組み合わせでみせたり、様々な手法を使って表現をしています。なので、逆に一つこういう方法でやっています、という説明がとてもし難く。それでいうと、水に入ったりはしません!見てみて下さい、というしかないので、 是非!笑

--昨今、アニメ・コミック・ゲーム原作の舞台がもの凄く増えましたが、このジャンルの可能性は?

深澤:私の子供の頃は、アニメがそこまで市民権を得ていなくて、ポジティブな意味ではなくオタクと括られている時代でした。でも、最近の若い人たちは普通にみんなアニメを見ていますし、普通にアニメの話をしています。この普通が凄いなと私なんかからすると思んですが、なんか嬉しいですね。また企画を進めるにあたっても、色んな会社にアニメやゲームのファン、キャストのファンの若い女性社員さんがいて、そういう方々が一生懸命、社内を説得してくれるんです。舞台がアニメの楽しみ方の一つとして認めてもらえてきているんだろうなと思いますので、良い舞台を作り続けていけば、このジャンルの可能性はもっともっと広がると思います。

--決まり質問です、公演PRをお願いいたします。

深澤:これだけのキャストが一つの舞台に立つことは奇跡といっても過言ではなくて、そんな奇跡が織りなす熱く迫力の水泳舞台を体験して欲しい、とプロデューサーとしてより、いち舞台ファンとして思います。演出の吉谷さんやスタッフさんキャストたちが知恵を振り絞って成立させた水を使わない水泳表現は是非見ていただきたいです。

--ありがとうございました。

深澤耕輔(ふかざわ・こうすけ)
ポリゴンマジック
プロデューサー
主なプロデュース作品は、ミュージカル『忍たま乱太郎』第一弾、ミュージカル『AMNESIA』、音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky』、ミュージカル『ヘタリア』、歌劇『明治東京恋伽』、ミュージカル『スタミュ』など。

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2.5news(編集部)

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