【レポート】舞台「男水!」

 川崎亮也の考え方についていけない5人、いいタイムが出て喜ぶ彼らに喝を入れる、そんなのは自己満足に過ぎない、勝負に勝ってこそ、だ。血のにじむ努力をして頂上を見た彼には教え子5人が歯がゆくてしょうがない。またTVドラマでは描かれていなかったそれぞれの関係性も舞台ならではの描き方でより輪郭をハッキリと見せる。平光希(小澤廉)は榊秀平に興味を感じていたが、そこから一歩踏み込み、彼に対しての友情を示す。敵同士であるのだが、水泳を通じて終盤では心が通い合う。また舞台上で2つの高校の水泳部の様子をみせているのは舞台ならではの表現。それぞれの水泳に対する気持ちの差が感じられてわかりやすくなっている。

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2.5news(編集部)

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