舞台化発表から話題騒然であった超体感ステージ『キャプテン翼』。ソニーとの技術提携で最先端のインタラクションテクノロジー導入、全く新しい演劇の誕生の予感がする。近年は、最先端技術を使った演劇が増えてきた。このGWには幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議」ではNTTの技術を駆使した「超歌舞伎」の公演、連日満席で、分身の術をこの最先端技術で見せ、客席は大いに沸いた。また2015年には日本初の3D演劇「攻殻機動隊」、これは3Dだけでなく、アニメで語られていた「光学迷彩」の実現に成功、舞台上でそれが出現、これが21世紀の演劇なのだということを知らしめた。さらに昨年は3Dの技術を使った能『幽玄』も発表され(演出:宮本亜門)、今年に入ってはVRの技術を使ったVRミュージカル「リトルプリンス VR supported by VIVE」も発表になっている。
『キャプテン翼』、漫画でおなじみの神技が連発するシーンは、ダンスやマーシャルアーツ、イリュージョン、デジタルと身体能力を掛け合わせる、とのことで総合演出は演出家・振付家・ダンスパフォーマーとして世界で活躍しているEBIKEN(蛯名健一)が担当。脚本・演出アドバイザーとして同じく世界的ダンスパフォーマンスグループenraのメンバーである加世田剛が参加。また、演劇では初の導入となる最新のデジタル技術を導入し、五感で楽しめる舞台となる。