Based on “THE CAT WHO WISHED TO BE A MAN” by Lloyd Alexander
Copyright © 1973, 2001 by Lloyd Alexander
Chinese language musical-theatrical live performance rights arranged with
The Free Library of Philadelphia Foundation, c/o Brandt & Hochman Literary
Agents, Inc., New York, U.S.A. through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo
劇団四季オリジナルミュージカル ライセンス事業第一号
『人間になりたがった猫』中国語版製作決定
このほど劇団四季(横浜市 代表取締役社長:吉田智誉樹)は、中国・四季歓歌文化芸術有限公司(中国北京市 CEO:王翔浅)と、オリジナルミュージカル『人間になりたがった猫』のライセンス上演に関する契約を締結いたしました。これは四季が保有する上演権を自社以外で活用するライセンス事業の第一号となります。
『人間になりたがった猫』は、米国作家ロイド・アリグザンダーの同名児童小説を舞台化したものです。望み叶って人間になった猫ライオネルと、町人との心の触れ合いを通して、「愛と勇気」「友情の連帯」「生命の尊重」といったメッセージを謳います。魔法使いの登場、猫から人間への変身、望みの場所へ瞬く間に移動可能な「魔法の叉骨」の登場など、設定はファンタジック。1979年に児童招待事業「ニッセイ名作劇場」上演作品として発表以来、全国各地で通算1998回の上演を重ねており、四季屈指の人気作品となっています。
また中国国内においては、この作品が自国のミュージカル振興と発展に大きく寄与した記念碑的存在であると称されています。四季は長年、中国との芸術的交流を続けており、中でも「ミュージカル文化の普及」という点においては、四季の中国国内上演や、俳優技術者の人材育成等を積極的に推進してきました。そして、その一つの成果が1996年、中国を代表する国立演劇大学「中央戯劇学院」のミュージカル専攻科生徒らによって行われた同作品の中国語上演だったのです。北京と日本で行われた公演は、アマチュア上演ながら熱い歓迎で迎えられ、「中国ミュージカルのスタートライン」と評価されるに至りました。
なお、今回のライセンス上演では、小橙堡文化伝播有限公司(中国深圳市 CEO:胡梁子)が主催となり、四季歓歌は製作実務を請け負います。現時点で6月に北京、7月に上海での公演が予定されており、以降、中国複数都市でのツアー上演が計画中です。
四季オリジナルミュージカル初となる海外ライセンス上演にぜひご注目くださいますようお願い申し上げます。