幕開きは試合開始のサイレンの音、蝉の声、お決まりの出だしだが、これがないと!という感じ、ファンもこれを聞くと「いよいよ始まる」とテンションがアップする。キャラクターの紹介場面、テーマ曲、王道な始まりだ。いままでの試合を振り返るシーン、公演の映像を使ってたたみかけるようにテンポよく見せる。劇中で過去の試合を見せるという趣向であるが、過去公演のドキュメンタリーを観ているようで、虚構とリアルがクロスする。それから恒例の応援の練習タイム、客席はさしずめ球場のスタンド、しっかりと応援グッズを仕込んできた観客もいらして、ここは元気よく声援を送った方が楽しめる。