プロジェクション・マッピングを効果的に使って魅せるアクション・殺陣は迫力満点。シリアスではあるが、ところどころにコミカルなシーンを挟み込み、緩急つける。喜矢武 豊の犬夜叉は、とにかく元気いっぱいに舞台を走る、跳ぶ、で大活躍!男性陣は身体能力も高く、アクロバティックな動きもあって多彩。日暮かごめ演じる若月佑美はイマドキの感じでパワフル、巫女の桔梗、伊藤純奈は凛とした佇まいで演じる。最初は反目しあっていた犬夜叉とかごめ、少しづつ互いが気になり、惹かれ合うところや犬夜叉がかごめを想ってとる行動は、“トキメキ”ポイント。1幕ものでスピーディーに展開、アンサンブル陣も大活躍。単行本を読めば結末は言わずもがな、であるが、それでもドキドキ。ラスト近くの犬夜叉の台詞「絶対に俺のそばを離れるんじゃねーぞ!」は犬夜叉の究極の言葉、やっぱり『犬夜叉』は熱い!