カードから立ち上がったユニット達が文字通り戦うアクションシーンはゲームらしいスピード感があり、立体的なフォーメーションで魅せる。もちろん、デッキも要チェックポイント！今回はヴァンガード原作者「伊藤彰先生」監修のもと、一部オリジナルシーンを追加した、舞台オリジナルストーリー！心に響く台詞も多く、テーマも友情、絆といった“王道”、素直な気持ちで観られるのが、この作品の良さ、ラストのアイチvs櫂の一騎打ちは大詰めの見せ場だ。また、Яファイターのパワー、それをダンサーが表現、ここはアナログ感満載だが、これが場面でのアクセントになっており、わかりやすい。また、Я化は顔に赤の隈のようなものを施して表現している。
「どんなことがあっても君のそばにいる」という台詞はこの作品を集約した言葉、そのためには戦いもいとわない。
登場するキャラクターは皆、性根は心優しい。２幕もので観やすく、ゲームを知らなくてもわかる内容、初演よりパワーアップした新作、勢いもある。ラストはもちろん、ハッピーエンド、楽しいエンターテインメント作品だ。
