2幕は『アヤナギ・ショウ・タイム』以降の物語。2学期が始まり、『綾薙祭公演』に向かって稽古をするteam鳳、ところが尊敬する鳳樹が突然、学園を去ってしまい……。
アニメもそうだが、それぞれのキャラクターに見せ場があり、また性格やバックボーン、ライバルのteam柊との関係も丁寧に描いている。ど素人だが超前向きな星谷悠太を杉江大志はとびきりの笑顔でパフォーマンス、もうそこに星谷悠太がいる!という感じ、それ以外のメンバーもキャラに合っており、個性的な面々の集まりであるteam鳳をそれこそ“チーム”で表現、またteam柊の、特にリーダー格の辰巳琉唯は次第にteam鳳に親しみを持ち始めるところを櫻井圭登がソフトな台詞で表現していたのが印象的だった。
夢がある、仲間がいるから頑張れる、新しいことに挑戦する、そういったことを臆することなくストレートに提示する。登場人物たちは様々なことに気付き、成長する。そして出演している俳優陣も若いので、ストーリーとシンクロする部分が多く、観客はキャラクターを応援すると同時にその俳優陣に対しても応援することになる。ショーはいわゆる“劇中劇”的なシーン、虚と実が交錯する感覚、ここはちょっとライブっぽくて演劇的。
あっと言う間の2幕もの、長さも感じさせずにテンポ良く、ラストまで勢いが止まらない。「ヤボスケ!」等のお決まりの台詞も楽しく、シリーズ化されそうな予感、アニメ第2期も要チェック!