ミュージカルスターを目指して高校生が奮闘する物語、「スタミュ」、ミュージカルを題材にしているだけあって、アニメはミュージカルナンバーに彩られ、主人公の星谷悠太を中心に明日のスターを目指すアニメであったが、これが待望の舞台化の運びとなった。チケットは即日完売という人気ぶりに加え、アニメと同役でランズベリー・アーサーが月皇海斗役で出演するという話題性も加わり、しかも4月からアニメ第2期も始まる。舞台版はアニメ第1期に沿った物語、2幕ものとなる。
音楽芸能分野の名門校・綾薙学園に入学した星谷悠太(杉江大志)、雨の日、公園で1人で踊っている学園の生徒を見て感動し、憧れる。物語はスピーディーに展開、いくつかのエピソードを省略し、物語の最大の見せ場のひとつ、ミュージカル学科選考の2次審査、各チームが課題曲『アヤナギ・ショウ・タイム』を演じるシーンに向かって盛り上がりを見せる。team鳳のメンバーが次第に心を通わせ、団結していく様子もわかりやすくテンポ良く進む。ミュージカルアニメが原作なので、照明もより“キラキラ”感を持たせ、背景には時折、流れ星!ダンスもバレエを基礎とする動きを多用し、よりミュージカルらしさを強調する。アニメでおなじみのシーンも楽しく、視聴していたファンは、ここは密かにテンションが上がるところ。もちろん、5人が指で星を作るところは“お約束”、『アヤナギ・ショウ・タイム』は舞台ならではの演出で、team鳳のシーンはより立体的に見せていたのが印象的。
↓↓↓ゲネプロの様子はコチラ↓↓↓