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【レポート】ミュージカル『ゲゲゲの鬼太郎〜十万億土の祈り歌〜』

公演プログラムに演出家が言葉を寄せている。「子供から大人になって見えなくなったものが再び見られるそんな不思議なメガネをもらったような気持ちになる」と。お金が大好きでちょっとずるいけど、温かい心の持ち主のねずみ男、捨てられた赤ちゃんに情がわいてくるところはいかにも彼らしい。お転婆で可愛らしい、しっかり者のねこ娘、後半は大活躍、こなき爺のおとぼけぶりはもう笑える。おなじみのキャラクターがすぐそこにいる、大人の観客は子供心に帰れる。大冒険が終わった後、マサオたちは日常に戻るが、冒険の前とはちょっと違う、少し大人になった少年たち。子供にも大人にも心に温かい、じんわりしたものが残る、そんなミュージカル、そして、もちろん、最後はあの歌を大合唱、作曲はいずみたく、不朽の名曲だ。

※ 仏語。この世から極楽へ行くまでの間にあるという無数の仏土。転じて極楽浄土。

初演レポートはコチラ
http://animeanime.jp/article/2014/08/10/19774.html

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2.5news(編集部)

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