舞台での表現、妖怪とくればハイテク、プロジェクション・マッピング等を使用するかと思いきや、全くのアナログ表現、ここは初演と同じ。ストーリーの基本的な流れは初演と同じだが、再演ではテーマ性やそれぞれの関係性をハッキリとさせ、より観やすくなっていた。ねずみ男、こなき爺、ねこ娘、一反木綿、目玉おやじ、砂かけ婆、皆、期待を裏切らない風貌で、特に目玉おやじは、いわゆるパペットで動きがキュート。鬼太郎の魂がマサオに入り込み、ここから大冒険、1幕の幕切れはおなじみのキャラクターが一反木綿に乗るのだが、フライングも無し、しかし、これが本当に空を飛んでいるようで、観客の子供達は大喜びなシーンとなっていた(しかし2幕では一反木綿はぎっくり腰!になって出なくなる)。