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【レポート】ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝勝者と敗者〞

なお、GP前に囲み会見があった。登壇したのは須賀健太(日向翔陽)、木村達成(影山飛雄)、猪野広樹(菅原孝支)、遊馬晃祐(及川 徹 )、小波津亜廉(岩泉 一)、演出のウォーリー木下。

ーー見どころについて。

須賀健太「早いもので4回目、初めてこの作品を俯瞰で見られる立ち位置で、日向として冷静にコートの外 から見られる瞬間があります。そこが面白く、楽しく稽古をさせて頂きました。今回はセッターの、ボー ルを託す人達の話。誰にどう託すのかを観て頂きたいです。音楽との寄り添い方がさらに強まっています」
木村達成「セッターは常に誰にトスを上げて1点を取るかを考えています……このタイミングで誰に上げるのかというのも見どころですし、前作までと違った新たな見どころとしては、それぞれのセッターのいいところ を吸収した影山です。ぜひ注目してください!」
猪野広樹「ついにセッターが中心の話になり、僕が演じる菅原も影山が入ってきてから初めて公式戦に出場する ので、彼の緊張と僕自身がセンターのコートにいるという緊張が相まって、さまざまな感情が出てきます。 烏野高校3年生の話で、昔墜ちた強豪から復活して今ここにいるという3年生の強さと、1、2年生との 絆、そして菅原が入ることによって、烏野高校と青葉城西高校にどう影響していくのかを楽しみにして頂ければ!」
遊馬晃祐「及川も青葉城西高校も最初はなめきっている部分もあり余裕ですが、菅原が入ってくることで焦りが生まれ、展開が変わります。2幕、3幕と進むなかで青葉城西高校が焦り、最後の 緊迫感を楽しんで頂きたいと思います」

小波津亜廉「初演、再演で描かれていなかった過去のドラマが描かれていて、ひとつの見どころだと思います。僕個人では、岩泉と及川の過去、さらに及川と影山の過去、及川のもうひとつの一面性が垣間みれるので、そ こに注目して観て頂きたいです」

ウォーリー木下「『ハイパープロジェクション演劇』という名前がついて、はや2年が経ちましたが、ようやく『ハイパープロジェクション演劇』になったかなと思います。元々『演劇』ではありましたが、『ハイハー』ぐらいだったかなと(笑)。今回ようやく『ハイパー』に格上げしました。大きな劇場でびっく りするようないろんな演出をやっております。ぜひお楽しみください!」

ーーこの作品を一言で表現するなら。

須賀健太「熱ですね!役者の熱、スタッフの熱、熱がないと届かない!僕らの武器は熱、スポーツの熱、原作の熱、!」

木村達成「意味のないことは ないと改めて感じさせられた舞台です。脇を固める人達 の心の動きだけでも1シーンが描けます。描かれていない人こそ影の立役者だと思います」

猪野広樹「気迫!みんなの本気度が伝わる作品少し元気がないときもみんなの力を借りて、その気迫で助け合いながらやらせて頂きました」

遊馬晃祐「挑戦です!不安なことも多いけど、常に挑み続けています」

小波津亜廉「家族、大家族ってこんな感じ?言いにくいことを言い合うような」

ウォーリー木下「大きな遊び場。演劇で出来ることをTRYして、そこにあるもので、どう遊ぶか」

最後に須賀健太は「日本ではWBCやサッカーの予選とか、スポーツの熱い風が吹いています。演劇という熱いスポーツとバレーボールを合わせて、新しいスポーツを生み出し、お届けしたいので、是非、“体育館”に足を運んでください!」と締めくくり、会見は終了した。ゲネプロから全力で跳び、走り、ボールを追う、の大熱演、熱く気迫のこもった舞台、必見!

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2.5news(編集部)

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