観客参加の場面や謎の特別授業、などなど、もう抱腹絶倒なシーンもあり、ここは気軽に笑って観た方が面白い。学校の近くには小さな祠があり、皆、大事にしている。Procellarumのメンバーは学校の生徒達と親しくなり、祠にもお参りし、すっかり馴染んだ様子。そしていよいよ……「新しい物語、退屈な毎日に革命だ!」と立ちあがる。
流れは先のVer.BLACKと同じだが、設定が異なるのでVer.BLACKを観たファンでも新鮮味を感じるようになっている。先にVer.BLACKの公演があったので、霜月 隼、早速応援に行った模様で、ここの下りはもう大笑い。細かいネタが随所に挟み込まれていて、お楽しみポイントも多い。冒頭で退屈そうに生徒たちが掃除をするシーンがあったが、廃校が決まっているので「掃除してもな〜」、とつぶやくのも頷ける。ところがProcellarumのメンバーがやってくることで、刺激的な毎日に変化。Procellarumのメンバーにとっては田舎はかなりエキサイティンな様子、些細なことで感動するメンバーに生徒達の心にも変化が起こる。そしてラストにつながっていき、地震が頻繁に起こる謎も解ける。日々のことは気がつかなければ、そのまま。しかし、ちょっと注意をすれば日常は輝いて見える。そんなスピリッツを感じる芝居パートであった。また、サイドストーリーもあり、これはちょっと感涙。