深みを増した再演、ゴッホ兄弟の虚と実、愛と憎しみ、才能は「GIFT」、それは宿命。
「さよならソルシエ」は『月刊フラワーズ』(小学館)で2012年〜2013年まで連載されたコミック。『このマンガがすごい!』2014年オンナ編で堂々の1位を獲得した作品である。誰も知っている19世紀末の画家フィンセント・ファン・ゴッホとその弟で画商のテオドルス・ファン・ゴッホの兄弟、この2人の関係を交えながらテオドルスが時代を切り開いていく様を描いている。史実の人物が登場するのに”フィクション”、虚と実の間であるのが、この作品の魅力でもある。これをミュージカル化、「ソルシエ(魔法使い)のようだ」と言われた天才画商のテオドルスに良知真次、現代では”炎の画家”で世界的に有名だが、生前は絵が一枚しか売れなかったフィンセントに平野良がチャレンジする。
基本的に初演と同じ構成であるが、再演なので、ひとつひとつのシーンに深みが増した感がある。続投キャストに今回初参加のキャスト、上手く融合している。
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