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【レポート】『スーパーダンガンロンパ 2 THE STAGE 2017』

ストーリーは前回と同じ、そして“ハイスピード推理アクション”。南の島で“コロシアイ”。誰かが殺される、殺したのは?何故?学級裁判で明らかになり、“おしおき”されるのは、この作品の“お約束”だ。しかし、殺した理由が悲しかったり、何故か共感出来たり……殺人は肯定されないが、そこに至るまでのドラマに人生やそのキャラクターの哲学を感じる。
初演で好評だったモニター、学級裁判のシーンで活躍する。発言者の表情が大きく映し出される。演劇は虚構であるのに、その瞬間、ドキュメンタリーに変化する。“おしおき”のシーンは完全なるアナログでキャラクターをリスペクトしつつ、凄惨な方法で行われる。“モノクマダンサーズ”の動きは演劇的なマイムとダンスで表現する。ユーモアたっぷりの動きであればある程、残忍さが際立つ。キャラクター毎の特徴もよく表現されていてここは要チェック。ダンスは様々なダンススタイルを融合したもの、また。殺陣もあり、大活躍。学級裁判での日向 創のスピード感あふれる推理、そしてアクション「それは違うぞ!」、七海千秋(伊藤萌々香)が醸し出すほんわかした空気、田中眼蛇夢(井上正大)の押しの強さと男気、九頭龍 冬彦(植田圭輔)のキレっぷり等は、お約束。ゲネプロでは花村輝々役は三瓶であったが、例の持ちネタを披露する場面も。鈴木拡樹演じる狛枝 凪斗は物腰は柔らかいが、不気味さは倍増、安定した演技で場を引き締める。

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2.5news(編集部)

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