世界中で要され、ヨシダソース生みの親
そしてアメリカンドリームを掴んだ男、吉田潤喜。
成功したいすべての人へ贈る、
人生のヒントがギッシリ詰まった感動の物語!
裸一貫でアメリカへ渡り、『空手」の腕と人の縁をたよりに次々と事業を成功させ、
年商500億のグループ企業を築いた、吉田潤喜の半生をミコージカル化!
1949年12月7日、7人兄弟の末っ子として京都府京都市に生まれた。在日コリアン二世。カメラマンだった父親の収入で家族が暮らすのは到底厳しく、母親が一人で切り盛りするレストランの収入のみで生活が成り立っていた。3歳のとき自宅で遊んでいた時、目に針が刺さるという事故が起き、右目を失明。
日本語に吹き替えられたアメリカの映画やテレビ番組を見るのが好きだった幼少期に「キューバ危機」を見て、自分達の信じるものに向かいはっきりとした態度を貫く「アメリカ」という国に興味を持ち始める。2年後の1964年、東京オリンピックでアメリカ選手による数多くの勝利する姿を目にし、首にメダルをかけた選手たちが右手を胸に当て、誇らしげに国歌を歌うその姿に感動し、アメリカに対する「興味」が強い「憧れ」へと変化。1968年、当時19歳でアメリカに行くという人生最大の決断下した。
「成功するまで帰らない!」と誓い、必死でアルバイトをするも、不法就労者だ。同じ状況にあった仲間が移民局に見つかり強制送還される状況を見て、いつ自分がという恐怖に怯えながらも、アルバイトを続けていた。
不安が的中し、2度連行されるが、2度とも助けてもらい事なきを得る。
そんな幸運が続いたことをきっかけに、強制送還の危機から逃れるため、さらには自身の英語力をつけるためにも、ハイライン・コミュニティー・カレッジ(ワシントン州/シアトル)に入学。
大学入学後、住み込みハウスボーイ(芝刈り・皿洗いなど)の仕事を見つけ生活する中、一人の女性に一目ぼれし、わずか2週間でプロポーズ、結婚。
1974年に待望の長女が誕生。その後、空手を教えて生計を立てていたが、それだけでは 生活出来ないと思い、妻の父が勤めていたユナイテッド航空のキッチンにてアルバイトを始めた。
そんな中、オレゴンにある空手道場が続けられなくなったことを聞き、代わりに引き継ぎ、空手を教える生活が始まる。
空手を教えることが軌道に乗り、ワシントン州とオレゴン州における日本空手道連盟の主席師範に任命され、米国北西部地区の全域で警察官のために独自の逮捕術を基に訓練プログラムを考案。後にこの逮捕術訓練プログラムは、オレゴンとワシントン両州において、刑務所の看守資格の取得や現役警察官の訓練プログラム、そしてまた、スワット(特別機 動隊)チームの指導教官コースの全てに必修科目として採用されることになった。
1980年カーター政権末期に不況が襲い、空手道場の生徒も3分の1に落ち込んでしまい、再び苦しい生活が続いていた。クリスマスに道場の生徒からたくさんのプレゼントを贈られたが、苦しい生活を送っていたため、お返しする余裕すらなかった。そこで悩んだ末に思いついたのが、日本の母親が営んでいた焼肉屋の、醤油、みりん、砂糖を8時間煮込んだソース。このソースを作ってビン詰めをし、妻のリンダがリボンをかけて生徒にプレゼントした。これが『元祖ヨシダソース』の誕生である。
そのソースは生徒達に「美味しい」と言われ、リピーターが増えていった。「お金を払っ ても・・・」という生徒が出始めたころ、「商売になる!」と信じて道場の地下を使い、1本ずつ丁寧に「ヨシダソース」を生産。こうして1982年、そのソース1つで「ヨシダ フーズ・プロダクツ」が誕生した。
商品を作ったものの、地元の食料品店ですら置いてくれるのは難しい事に気づき、実演販売を思い立つ。食べてもらったら必ず売れると信じ、様々な食料品店にお願いしてデモをやらせてもらった。「目立ってナンボ」と思った吉田は、着物、下駄、カウボーイハットという何ともミスマッチな格好で、「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!」と持ち前の人を楽しませるのが好きな芸人魂で買い物客を集め、徐々に売れていった。
家族の生活がかかった「ヨシダソース」の成功を全く疑わなかった自信は現実となり、後に大手のマーケットチェーンにて置いてもらうことに成功したのである。その後「ヨシダソース」が世界の食品マーケットや会員制卸売店に並ぶようになった。
「ヨシダソース」ビジネスが軌道に乗り始め、新工場建設、地元ラジオにCMを出すなど、生活も裕福になり始めていたが、そんな生活も長くは続かなかった。気がついたら経営内容は破綻しかけ、その後もう一度破産寸前の危機に追い込まれたが、幼少の頃に思っていた強くなりたい気持ちと、様々な人たちとの素晴らしい出会いから得た「絶対に成功して、お返しする」という姿勢の甲斐あって、ヨシダソースが全米の食卓に並ぶようになるまで、それほど時間はかからなかった。
過去20年以上に渡って、潤喜は徐々に、総従業員300人以上、年商1.8億ドル強の17社からなる強力な複合企業、ヨシダグループを構築してきた。こうして、地域社会や慈善団体の限りない必要性に対して、寛大な資金的援助を可能にした。“Kids on the Block”プログラムの基金募集活動の一貫として、毎年恒例となっている“Yoshida‘s Sand in the City”のイベントもその一つである。また、オレゴン州経済開 発局の理事を務めるかたわら、ドエーンベッカー小児病院財団やポートランド・プロビデンス医療財団法人、ランドル子供病院財団法人、子供がん協会、ハイラインコミュニティカレッジ財団の一理事としても貢献している。こうした地域社会への貢献や、生涯に渡るその努力を称え、これまでにも多くの賞が授与 されてきたが、中でも2003年9月、ヨシダグループが米国の中小企業局、Small Business Administration(SBA)が選ぶ全米24社のうちの一社として、FedExやインテル、AOL、ヒューレットパッカードなどどいった名だたる企業と並んでその殿堂入りを果たした。また、2005年10月号のNewsweek誌(日本版)において、「世界で最も尊 敬される日本人100」の中の一人としてもその名が掲載されている。
今も、持ち前のユーモアで聴衆を魅了しながら”アメリカン・ドリーム”について語り続け る、誰もが認めるモティベーショナル(動機付け)スピーカーとして今も尚、世界を飛び 廻り続けている。
■吉田潤喜
なだぎ武 ヨシダグループ創業者。物語の主人公。
■フィル・ナイト
渡辺大輔 NIKE社長。潤喜の空手の教え子。
■ジム・セネガル
モト冬樹 ヨシダソース躍進のきっかけを作った コストコ社長。潤喜のビジネスにおけるメンター的存在。
■リンダ
ドルニオク綾乃 潤喜の妻。大学で潤喜に見初められ結婚。よき妻よき母、よき理解者。
■リンダの父ブーマー・マクファレン
森田浩平 潤喜の義父(リンダの父) リンダと潤喜の結婚を最初は反対していたが、 のちに良き理解者となる。
■クリスティーナ(成人後)
渡邊安理 潤喜の長女。美的センスの持ち主。
■エリカ(成人後)
谷口あかり、久保田未夢 潤喜の次女。知的タイプで潤喜の仕事を手伝っている
■アマンダ(成人後)
桜咲千依 演劇を専攻する大学生
■潤喜の友人
狩野新之介、増本力丸
■潤喜の姉久恵、幼少期のクリスティーナ
由珠、城夢叶
■潤喜幼少期
深澤幸也、波多腰由太
■吉田房代
杜けあき 潤喜の母。一家の大黒柱として働きながら こども達を育てる、たくましい女性。
公演名: ユアストーリー まきりかプロデュース
ミュージカル「ソーォス!」KARATE MUSICAL「SAUCE」
原作: 「人生も商売も出る杭打たれてナンボやで」吉田潤喜(幻冬社アウトロー文庫)
会場: スペース・ゼロ
151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-10
全労済会館(新宿駅南口徒歩5分)
日程: 2017年7月6日(木)から7月13日(木)全12公演
チケット:全席指定 8,500円(税込)
チケット発売:2017年4月19日(水)*3月13日(月)12時より公式ホームページ先行発売!
出演:
なだぎ武(吉田潤喜)
渡辺大輔(ナイキ社長 フィル・ナイト)
ドルニオク綾乃(潤喜の妻リンダ)
モト冬樹(コストコ社長 ジム・セネガル)
森田浩平(リンダの父ブーマー)
渡邊安理(潤喜の長女クリスティーナ)
谷口あかり/久保田未夢(潤喜の次女エリカ)*Wキャスト
桜咲千依(潤喜の3女アマンダ)
狩野新之介(潤喜の友人トシ)
増本力丸(潤喜の友人カズ)
由珠/城夢叶(潤喜の姉 久恵)*Wキャスト
深澤幸也/波多腰由太(潤喜の幼少役)*Wキャスト
杜けあき(潤喜の母 吉田房代)
*その他「KARATE KIDS」~空手ショーアップシーンのみの出演。子どもアンサンブル。子役だけでなく、空手を習っている小学生なども出演。ロサンゼルス公演では現地のこどもたちも公募し、出演。
主催:株式会社サティスファクトリー
協力:よしもとクリエイティブ・エージェンシー、有限会社モーリス、株式会社ビーエムアイ
株式会社デューズ、オフィス友、株式会社ネヴァーランド・アーツ、エーエムシー株式会社
エイベックス・ピクチャーズ株式会社、株式会社コッカ、有限会社エンパシィ
企画製作:株式会社ユアストーリー
エグゼクティブプロデューサー:恩田英久
プロデューサー:まきりか
公演に関するお問い合わせ:info@musical-sauce.tokyo
公式ホームページ:http://musical-sauce.tokyo
★ロサンゼルス公演:エルカミノカレッジ ホール
日程:2017年7月29日(土) 1公演
チケット:全席指定(日本での購入可)SS席 14,500円 / S席 11,500円