【3.0レポート】ミュージカル『アルジャーノンに花束を』

なお、ゲネプロ前に囲み取材の時間が設けられた。登壇したのは矢田悠祐と水夏希。出演が決まった時、矢田は「有名な原作で、 面白い話に音楽が乗れば、 素晴らしい作品になると思っていましてが、 それを演出の荻田さんがまとめてくださっています。 再演ですが、 個性にあてた演出なので、 自然と違うと思います」とコメント。また初の主演であるが、稽古中から意識していたと語り「ようやく初日を迎えましたが、 終わった時“どう思うんだろう”という心境です」と語った。水は「私の初主演の時は、矢田さんと同じ歳の頃でしたが、 急に出番も増えて、 稽古場で椅子に座る暇もなく、 いつも誰かに呼ばれていました。 でも矢田さんは昨日も笑って帰って、 本当に“素晴らしい!”です。 初主演を盛り立てて頑張っていかないと、と思っていましたが、逆に引っ張ってもらっていますね 」と絶賛。舞台はジェットコースターのようにチャーリィは成長するが、それについて矢田は「すごいスピードでチャーリィが成長することに、 ついていくのが大変でしたが演出家に“知能が良くなっていくというよりも、 子供が老人になるまでと思ってもらえばわかりやすい”と言われ、 理解しましたね」と役作りの難しさを語る。水は「原作は年下の役ですが、 今回は年上の役なのでチャーリィを包み込むようにと思っていたら、 演出家から“原作のアリスのようにやってほしい”と言われました。 ドーンと構えるのではなくって」と笑う。 最後に矢田は「長い間稽古し色々なことを積み重ね、 ようやく初日を迎えることができました。 素敵な作品に仕上がっているので、 楽しみにしてください」とコメント、続いて水は「素晴らしいストーリーと楽曲。 爽やかで優しい矢田君を観に来てください。」と締めた。流れるような楽曲も聴きどころ、ラストシーンは美しく、見終わった後は深い感動があるはずだ。

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2.5news(編集部)

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