ダニエル・キイスが1959年に発表したSF小説『アルジャーノンに花束を』は、それまでのSF小説とは全く趣きを異にする。SF小説と言えば、宇宙や未来等を舞台としていたが、これは知能指数を高める手術とそれに付随して起こる出来事という範囲内でのSFである。発行部数は日本だけでも300万部、アメリカ、カナダ、フランスで映画化された。日本では2002年、2015年にテレビドラマ化された。これをミュージカル仕立てにして2006年、2014年に上演、今回は主演に若手注目株の矢田悠祐をすえ、元宝塚トップスターである水夏希、主にミュージカルで活躍している戸井勝海を配した。
【フォトレポート】初日間近、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』