【レポート】スタジオライフ公演『エッグ・スタンド』制作発表会&倉田淳インタビュー

対談が終了してからは劇団員全員が登壇し、演出家、キャストが作品や役柄についてコメントした。
倉田淳は「もの凄く深い話です。登場人物を演じているのを観ると新たな発見があります」とコメント、ほとんどのキャストが「素晴らしい作品」と評した。松本慎也(ラウル役)は「上品なフランス映画に入り込んだようです。表面的には感情の起伏が少ない役です」とコメントしたが、ラウルは感情を表にはあまり出さないが心に大きな闇を抱えている役どころである。また曽世海司(ルイーズ役)は「自分たちがやるべきことは何か、その場を生きること……久しぶりに女性の役です。今を生きる、その瞬間を大事に……今年で入団20年(3/1付)です。(初日なので)何かのご褒美。」とコメント、久保優二(ルイーズ役)は「毎日、読んでいた」そうで、岩崎 大(マルシャン役)は「ラウルやルイーズを見守る役ですが、こういう役はほぼ初めてに近い」そう。笠原浩夫(マルシャン役)は「やればやるほど重さを感じる」と語った。萩尾作品ではメインキャラクターを演じている山本芳樹(ラウル役)は「若かりし頃に『トーマの心臓』のユリスモール、『訪問者』のオスカー少年をやりまして“そこに生きればいい”ということを養われた感じ」と演じることについてコメントした。
それからフォトセッションがあり、制作発表会は終了した。

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2.5news(編集部)

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