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【レポート】斬劇『戦国BASARA』関ヶ原の戦い

舞台の高低を生かしたフォーメーションやアクロバティックなアクション、キメ台詞、派手な殺陣は、この斬劇「戦国BASARA」の“お約束”、ラストの徳川家康vs石田三成の一騎打ちは迫力、友情を感じさせる。刀を交えるのだが、憎しみの裏に隠された熱い想いをにじませ観客の涙を誘う。その一騎打ちに決着がつく頃、二人の心の奥底はどんな景色が見えるのだろうか。ここは、舞台効果と心境がシンクロ、倒れる二人、後悔の涙なのか、ベストを尽くした涙なのか、それとも憎しみを洗い流す心の涙なのか、そこは各々の観客の想像力に任せたいところ。お互いを想いながらも敵味方になってしまうのは空虚だ。ちょっと哲学的な匂いのするエンディング、改めて斬劇「戦国BASARA」は演劇なのだと思える舞台であった。

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2.5news(編集部)

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