主演・内藤大希 舞台『TRIANGLE』稽古場写真&レポート到着!

2026年2月20日(金)~23日(月・祝)新宿村LIVE にて上演する舞台『TRIANGLE』の稽古場写真とレポートが公開。

聴く人の心を揺さぶる歌声と表現力に定評があるミュージカル俳優・内藤大希が、代名詞ともいえる歌を封印して3人芝居に挑戦中の舞台『TRIANGLE』。
本作は、劇団「お座敷コブラ」を主催し、全作品の脚本と演出を手掛ける俳優・伊藤裕一が2022年に書き上げた作品だ。

新人ライターによる、売れっ子作家へのリモートインタビュー。
最初は和やかに進むと思われたインタビューだが、次第に会話は、未解決の少年・少女誘拐事件を暴き出していく。
作品にリアリティを出すために。作家は何を、飛び越えたのか…
出演者はたったの3人。数々のミュージカル、ストレートプレイ等、幅広い舞台で活躍を続ける内藤大希、2024 年にソロデビューを果たした、声優、アーティストとして活躍中の前島亜美、大型ミュージカルに子役として出演のほか、近年では 2.5 次元舞台でも活躍する陣慶昭。
多彩な経歴を持ち 幅広い分野で活躍する 3人が、歌や踊りや声の表現などの得意技を封印し、濃密な会話劇に挑戦する。
そして、リモート画面の中も外も全て丸見えの観客は、その特殊性から否応なく彼らの秘密を共有し、いつしか“共犯者”になったような感覚に陥っていく…。新感覚のリモート演劇公演だ。

本作が誕生するに至るきっかけは、我々が未曾有の事態に見舞われた「コロナ禍」である。コロナ禍のただ中に「関係者も俳優も安全に公演をできる方法」を模索し続け、伊藤がたどり着いたのが、当時コミュニケーションツールとして急増した“リモート”を主体にした非接触型、少人数の作品作り。そこで生まれた作品の1つが『TRIANGLE』だ。
2022年に「お座敷コブラ」14作目の作品として上演された際は、役者・スタッフの安全を考慮し、稽古のほとんどは“リモート稽古”で行われた。伊藤は、コロナ禍で行われていたリモート環境での俳優たちとのやりとり、そして作品誕生の背景について、こう語った。

「リモート環境で会う俳優陣は、稽古場で会うときよりもリラックスしているように感じられました。ですが、あくまでこれは「稽古」であり、「仕事」なのだという、矛盾のようなものが、僕にはとても愉快でした。自宅と言う極めてパーソナルな空間で、まったく別の場所にいる他者と「仕事」をする。この時の人間の肉体・心理はとても複雑なのではないか。当人は気が付かない、一種のパニックが起きているように感じられました。相手を家に招き入れるわけではないが、背景は映り込む。そこには、一種の緊張感が伴うはずで、「見られたくないもの」を画角の外に追いやった経験は、誰しもあったと思います。画角の外には何でも隠してしまうことができる。不都合なことは全て、画角の外へ。だけど、音は?意図せず映り込んでしまったものはないだろうか?16:9で切り取られた、画角の外に追いやられた「真実」や「嘘」。無防備と緊張感の隙間から零れ落ちてくる「何か」を舞台上に顕現することができたならば、それを目撃した観客は「私たちの共犯者」となれるのではないでしょうか。本作は、そんな作り手と観客との新たな関係性の構築を目指し、作成しました。」

この物語は、人間の心の奥底に眠るトラウマや、直視しがたい痛みに鋭く切り込む。
現在、稽古場では、たった4人の表現者による徹底した「作品の掘り下げ」が行われ、3人の俳優は、伊藤とともに台本の行間に隠された“嘘”と“真実”を一つずつ丁寧に掬い上げている。
「心の深部に触れる芝居だからこそ、現場は健やかでありたい」と言う伊藤の言葉どおり、少人数で行われる日々の稽古は、意外なほど和やかなムードで進んでいる。作品が孕む危うさや繊細な感情を扱うからこそ、彼らは意識的に、お互いへの敬意とリラックスした空気感を大切にしているようだ。

また、リモート環境下ではどのような心理状況が働くかをリアルに体感するべく、伊藤のリクエストで実際にリモート稽古も実施された。リモートを繋げる前に、見られたくないものは画面の外に排除し、画面の中の情報を整理する。そこからリモートは始まっているのである。リモートで取材をするライターと取材を受ける作家。稽古場では客席を向いて芝居をするためお互いの表情を想像し、呼吸を感じて芝居をしていた二人が、初めてお互いの表情やリアクションを見ながら芝居をした。芝居中も周囲の音やペットの存在などが予想外の事態を招く。その経験はのちに稽古場に戻った時にもリアルな感覚として芝居に現れる。

これまでの稽古を経て、伊藤は「る・ひまわりの挑戦的な企画に、作家・演出家として全身全霊で応えたつもりです。たった3人のキャストと、マラソンの距離を短距離走の速さで駆け抜けるような日々。互いを思い、尊重する稽古を経て、私の一目惚れは「心からの愛」に変わりました。膨大な熱量を消費する作品ですが、彼らが精一杯生きた証をどうか見逃さないでください。これを見逃すのは、あなたの人生の痛手であると断言しましょう。終演後、あなたはもう「三角」を、この世界を、普通の目では見られなくなる。」と語る。
この少人数編成でしか成し得ない、濃度の高い三角の世界が間もなく完成しようとしている。

舞台上にいるのは3人だけ。リモートでの会話で展開する物語。リモートだからこそ“見えるもの“と“見えないこと“がそこに共存する異様な空間。互いの隠された真実が暴かれる時、観客は何を感じるのか―。
ぜひ劇場で、その真実を目撃してほしい。

公演概要

舞台『TRIANGLE』

【日程】 2026年2月20日(金)~2月23日(祝・月)
【会場】 新宿村LIVE

【脚本・演出】 伊藤裕一
【出演】 内藤大希、前島亜美、陣慶昭

【アフタートーク】
2月20日(金)14:00 内藤大希×伊藤裕一
2月20日(金)19:00 内藤大希×相葉裕樹
2月21日(土)14:00 内藤大希×宮下雄也
2月21日(土)19:00 内藤大希×安西慎太郎
2月22日(日)13:00 内藤大希×松田岳
2月22日(日)17:00 内藤大希×木ノ本嶺浩
2月23日(月・祝)13:00 内藤大希×前島亜美×陣慶昭×伊藤裕一
※各公演終演後に実施

◆あらすじ
新人ライターの山口弓は、有名作家・上川大也の作品は全て読むほどの熱心な読者でもある。今回、新作プロモーションを兼ねた、上川のインタビューを担当することになり、リモートで取材を始める。穏やかで知的な上川との会話は和やかに進んでいく。
人からインスピレーションを貰って、作品に反映させることが多い、という上川は、山口の話す山口自身のことにも興味を持ち会話が弾んでいく…やがて、その会話中に、『少年』が上川のリモート画面に映り込む。「姉の子供」が遊びに来ていると言う上川だが…。
「あの子たちを、僕は作品に焼き付けて、価値あるものにしたんです。」
上川の吐露の先に待つものとはー。

【チケット料金】 全席指定10,000円(税込)

【企画・製作】 る・ひまわり

【公式HP】 https://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00754

Rie Koike