本作は1992年に音楽座ミュージカルで初演され、紀伊国屋演劇賞・団体賞や読売演劇大賞優秀作品賞などを受賞、「日本のオリジナルミュージカルの到達点」と評された傑作。
苦悩の底にあった夏目漱石が小説『坊っちゃん』の執筆を通して自己を回復していく姿と、それを受け止める妻・鏡子。
史実とフィクションを織り交ぜ、漱石の日常と小説世界がシンクロする巧みなオリジナルストーリーと演出が高い評価を受けた本作を、東宝製作により上演が決定。
演出は、劇作家としても活動し、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』、脚本・作詞・演出を務めたミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』やミュージカル『SPY×FAMILY』など、多彩な作品で観客を魅了しているG2。
また、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役、『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役などで圧倒的な歌声と存在感を放つ小林唯が「坊っちゃん」の親友「山嵐」役を演じ、『るろうに剣心』明神弥彦といった少年役から、『GUYS AND DOLLS』のミス・アデレイド役などさまざまな役柄を演じ宝塚歌劇団の娘役スターとして活躍、惜しくも先日歌劇団を退団した彩みちるが、漱石の兄嫁である登世役に。彩は本作が退団後初の舞台となります。
「坊っちゃん」の「赤シャツ」を演じるのは、『タブリンの鐘つきカビ人間』『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』など、確かな演技力で作品世界に深みをもたらし、舞台のみならず映像、エッセイ、イラストなど多岐にわたり活躍する松尾貴史。同じく「坊っちゃん」を支える「清」役には、ミュージカル『マタ・ハリ』のアンナ役、舞台『千と千尋の神隠し』ではロンドン公演と上海公演で湯婆婆・銭婆役を務めるなど、多彩や役どころを演じる春風ひとみ。
そして、音楽座ミュージカルで数々の主演を務め、その代表作の1つ『リトルプリンス』主演の王子役で第47回菊田一夫演劇賞を受賞、その後も『モダン・ミリー』『チョコレート・アンダーグラウンド』など幅広く活躍する、土居裕子が漱石の妻・鏡子役で出演します。
<演出> G2
<キャスト>
漱石 井上芳雄
坊っちゃん 三浦宏規
山嵐 小林唯
登世 彩みちる
赤シャツ 松尾貴史
清 春風ひとみ
鏡子 土居裕子
林アキラ 山野靖博
伊藤かの子 今村洋一 大音智海 小熊綸 小原悠輝 管谷孝介 中野太一 長谷川暢
般若愛実 藤咲みどり 三浦優水香 山根海音 蘆川晶祥
鈴木弥人/涌澤昊生(Wキャスト) 植木紗菜/内 夢華(Wキャスト) (五十音順)
<公演期間>
2026年5月1日(金)~5月31日(日) 明治座
2026年2月14日(土)一般前売開始
<料金>(全席指定・税込)
平日 / 土日祝日・千穐楽
S席 16,000円 / 17,000円
A席 11,000円 / 12,000円
B席 5,000円 / 6,000円
<ツアー公演>
2026年6月 札幌 大阪
製作:東宝
音楽座ミュージカルオリジナルプロダクション
総指揮:相川レイ子 演出:ワームホールプロジェクト 脚本:横山由和・ワームホールプロジェクト 作曲・編曲:船山基紀
製作著作:ヒューマンデザイン
公式ホームページ:https://www.tohostage.com/botchan/