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【レポート】主演・梅津瑞樹 舞台「フォールポイント」本日開幕!出演者・スタッフコメント&ゲネプロの様子をお届け

2025年11月19日(水)銀座博品館劇場にて、舞台「フォールポイント」が開幕。

独自の世界観と構成力により、現代演劇界で注目を集めるクリエイターの一人である広瀬格が作・演出するオリジナル新作舞台。
主演の梅津瑞樹に加え、花栁のぞみ、柳下大、今村美歩、加藤啓が出演。
虚構と現実、記憶とアイデンティティといったテーマを巧みに織り交ぜ、外界から隔絶された白いVR開発室を舞台にした新感覚サスペンスを生み出します。

本稿では、出演者・スタッフの開幕キャストコメントと併せてゲネプロの様子(写真掲載:10枚)をお届けします。

出演者・スタッフ コメント

■七沢直希役:梅津瑞樹
これまで数々の落下を経験してきました。 階段から滑り落ち、志望校に落ち、馬から落ち、バイトの面接に落ち、何かしらから落ちる夢なんかはよく見ます。 舞台『フォールポイント』は落下がキーワード。七沢は様々な絶望へと落ちていきます。 観劇する皆様にはお手数ですが心にパラシュートをご準備いただきますよう。

■宇吹安那役:花栁のぞみ
人生は選択の連続ですが、この作品はまさに“選ぶことで物語が変わる”舞台です。誰かの正義が他の誰かには正義でないこともある…その揺らぎを一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。 私は今回初挑戦が多く、毎日「できるかな…!」と自問しながらも向き合ってきました。まっすぐ向き合った時間ごと受け取っていただけたら。 きっと何度でも味わえる物語です。物語に巻き込まれに来てください。

■錦城壮吾役:柳下大
今回の舞台は、現実と仮想が揺らぐ中で「何を信じ、何を選択するのか」が問われる作品だと思っています。 錦城を演じる中で、彼の表面的な強さ以上に、奥に抱えた脆さや孤独に何度も共感しました。 追い詰められた時、自分の限界を目の前にした時、抗いようのない相手に直面した時、人は何を選択するのか。 その苦しみや葛藤を、一瞬一瞬、大切に生き抜きたいと思います。 劇場で、その緊張と温度を受け取ってください。

■錦城花凜役:今村美歩
感情のバロメーターがぐわんぐわんなりながら、最後には全身に稲妻が走り目がチカチカになる。そしてきっと誰かの生活にもっと豊かさをもたらすエッセンスを散りばめてくれる。 そんな演劇だと思うし、そう信じています。わたくしもいい意味で皆さまを振り回し、貴方に演劇のトキメキを与えられるよう、花凛として真実の瞬間を産み出してゆけるよう頑張ります。

■乾英俊役:加藤啓
手強い作品です。そこが面白い。何を聞いてもスラスラと裏設定を絡めて説明してくれる広瀬さんの描き込まれた世界を体現すべく、探求とトライの日々。今までの自分のやりかたでは、なかなか辿り着けず、ああでもないこうでもないと実験を繰り返しました。あるとき本能的にやったことを「良かったです」と言ってもらえたときに、嬉しさと同時に『これは挑み続ける作品だ』と覚悟しました。 本番も毎回挑戦します。お客さまにとっても、きっと面白い作品です。お待ちしております。

■作・演出:広瀬格
初日を迎え、本作をお客様に届けられることに興奮しています。高いところから下を眺めた時、自分が転落することを想像して心がざわめく。そんな不安感を作品に込めました。「フォールポイント」は転落し続ける男の目眩に襲われるような自分探しの物語です。実験的で挑戦的な部分もあるかと思いますが、そうとは感じずただ楽しめるように、俳優たちと丁寧に作り上げ、この世界へ観客を引きずり込む力を持った作品に仕上がりました。 主人公とともに、足元が揺らぐ、目眩のするような感覚を体験してください。

STORY

「僕は、誰なんだろう」
七沢直希は、外界から隔絶された特殊な開発室にいた。
エーテルという企業が、起死回生を狙って開発した革新的なゲーム作品「フォールポイント」。そのVRダイブシステムを開発するための場所だった。
最終テストをエーテルの主要メンバーで行う特別な日。
すべての開発の中心である天才クリエーター、七沢直希を筆頭に、AI開発主任の宇吹安那、社長の錦城壮吾、社長夫人の錦城花凜、この4人が開発室に集まっていた。
「ここから出られないってどういうことだよ!」
テストには参加しない予定のVR開発室室長、乾英俊が彼らに説明する。
突然のトラブルにより、この開発室唯一の出口が開けられなくなってしまったこと。
助けが来るとしたら、テスト終了予定時刻である2時間後。
それまで彼ら5人は、この密室で過ごすことになる。
ただ2時間を過ごすだけ。これ以上のトラブルは起こらない。
七沢直希はそう考えて、「フォールポイント」を起動する。
ある男の横にチューターを名乗る女性が現れて、告げる。
「このシナリオの最後に辿り着く時に、あなたは本当のあなたになれるでしょう」
その直後、意識が仮想空間に放り出され、その男は暗闇を転落していく。
どこまでも落ちた先の落下地点。
そこから物語が始まる。
この場所で待ち受けている運命は、まさしく地獄と呼べるものだった。

公演概要

舞台「フォールポイント」

■作・演出 広瀬格

■出演 梅津瑞樹 花栁のぞみ 柳下大 今村美歩 加藤啓

■日程・会場
2025年11月19日(水)~11月30日(日)銀座博品館劇場

■チケット(全席指定)
土日祝日公演 9,800円(税込)
平日公演 8,800円(税込)

・e+ (イープラス) https://eplus.jp/fall-point/
・ローソンチケット https://l-tike.com/fall-point/(Lコード:36252)
・チケットぴあ https://w.pia.jp/t/fall-point/

■公式HP https://toei-stage.jp/fall-point/
■公式X @Toei_stages(https://x.com/Toei_stages

■スタッフ
音楽:こおろぎ
技術監督:寅川英司 舞台監督:松澤紀昭 舞台美術:野村真紀(東宝芸能)
照明:阿部将之(LICHT-ER) 音響効果:天野高志(RESON) 映像:荒川ヒロキ(stack pictures)
演出助手:齋藤有里(MIMOZA) 衣装:小田優士 ヘアメイク:古橋香奈子
宣伝美術・グッズデザイン:川本裕之 スチール:金丸圭 Web:田中ユウコ
制作:MIMOZA プロデューサー:中村恒太(東映)
企画・プロデュース:東映

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Rie Koike