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【レポート】主演・黒柳徹子、共演・七五三掛龍也(Travis Japan)『ハロルドとモード』本日開幕!囲み取材会での開幕コメントをお届け!

2025年9月30日(火)東京・EX THEATER ROPPONGIにて『ハロルドとモード』が開幕。

本作は、1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』を原作とし、2020年より黒柳徹子のライフワークとして舞台化されてきた作品。
物語の軸は、“生”を全身で肯定する79歳の女性・モードと、“死”に執着する19歳の少年・ハロルドという真逆のふたり。孤独と皮肉に満ちた青年が、破天荒で自由奔放な女性と出会い、やがて心の奥に眠る希望を見つけていきます。“命はやがて終わる。だからこそ、生きることはこんなにも愛おしい”。そんなメッセージを、ユーモアと詩情を交えて繊細に描き出す珠玉のヒューマンドラマです。

6度目のモード役を務めるのは黒柳徹子。1977年に来日公演で本作と出会って以来、40年以上にわたり出演を夢見てきた黒柳にとって、モードという役はまさに人生を体現する存在に。
そして、2025年版のハロルド役は、Travis Japanの七五三掛龍也。初演(2020)の生田斗真をはじめ、藤井流星(2021/WEST.)、佐藤勝利(2022/timelesz)、向井康二(2023/Snow Man)、松島聡(2024/timelesz)らが演じてきた“ハロルドの系譜”を継ぐ、新たな担い手として登場します。

共演には、森迫永依、前野朋哉、松尾貴史、和久井映見といった実力派俳優が集結。それぞれが異なる“死生観”をにじませながら、物語に深みと余白をもたらします。

演出は、2020年の初演から本作に携わるG2が担当。朗読劇としての台本からスタートした本作を、ピアノの生演奏や緻密な間合い、照明や美術にまで意匠を凝らして紡ぎあげます。

本稿では、初⽇公演前⽇に実施された囲み取材会での開幕コメントをお届けします。

左から:七五三掛龍也、黒柳徹子

開幕コメント

黒柳徹子:私は舞台が好きで、いつも舞台をやりたいなと思っていたので毎年『ハロルドとモード』をやれることを嬉しく思っています。テレビにはいつも出ていますが、こうして観客を直に見られる劇場が本当に好きなので、今回もすごく嬉しいです。七五三掛さんは本当に純粋な方で、19歳の役を一生懸命にやってくれていて嬉しい気持ちでいます。大人っぽいところもあり、とても面白い方だなと感じていますし、演出家の方から言われたことに対して、言われた通りにするだけではなく、そこに更に良さを足して台詞を言える。すごい才能だなと、毎回びっくりしていました。今時、心がこんなに暖かくなる芝居もないと思いますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

七五三掛龍也:お芝居が大好きなので本気でやっていますし、ハロルドという役を楽しみながら演じて、今を生きています。プレッシャーも感じていますが、斗真くんから始まったハロルドをそれぞれ映像で観させていただいて、その人らしさが出ている、それぞれ違ったハロルドになっているなと感じました。なので、今年やらせていただくからには自分らしいハロルドにしたいというのを意識しながら稽古をしてきました。自分が感じたものを素直に演じていきたいです。『ハロルドとモード』では、いろんなことを取り払って、一番美しいものは“純粋な愛”なんだということを、物語を通して感じています。明日から初日を迎えますが、それをしっかり伝えたいです。徹子さんは僕のことを純粋だと言ってくれましたが、僕以上に徹子さんの方が純粋だと一緒に過ごしていて感じています。

公演概要

ハロルドとモード『HAROLD AND MAUDE』

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
音楽・演奏:荻野清子
演出補:平田純哉

出演:黒柳徹子 七五三掛龍也(Travis Japan) 森迫永依 前野朋哉 松尾貴史 和久井映見

企画・製作:テレビ朝日 サンライズプロモーション東京

<東京公演>
公演期間:2025 年 9 月 30 日(火)~10 月 10 日(金)
会場:EX THEATER ROPPONGI
主催:テレビ朝日 サンライズプロモーション東京
チケット料金:S席¥10,800 A席¥9,000(全席指定・税込)

<大阪公演>
公演期間:2025 年 10 月 16 日(木)~19 日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール
主催:サンライズプロモーション大阪
チケット料金:¥10,800(全席指定・税込)

公式サイト:https://haroldandmaude.jp/
公式X:https://x.com/HAROLD_MAUDE_jp

Rie Koike