ストーリーは昨年と同じではあるが、随所に異なる点が多く、初演を観劇したファンはそこをチェック。アドリブも多く、小ネタも散りばめられ、今回初めてミュージカルで披露される楽曲(「トライアングル・スター」「ラン♪ for ジャンピン!」「Ready Smile!!」など)もあり、率直に楽しい。見どころは、もちろん、アニメの映像とキャストがシンクロするライブシーンだが、ただシンクロさせるだけでなく、照明を駆使して、よりファンタジックに、より立体的に感じることが出来る。また、ライブシーンを多用、華やかで、らぁら、みれぃ、そふぃによるユニット「SoLaMi SMILE(そらみスマイル)」の結成などの名場面、また、「Make it!」「HAPPYぱLUCKY」「No D&D code」など人気曲のライブシーンがあるが、これらのシーンはストーリーやキャラクターの状況を雄弁に語る“装置”となって、より深い感動と喜びを感じることが出来るようになっており、ジュークボックスミュージカルとしても完成度は高い。