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【レポート】ミュージカル「インサイド・ウィリアム」本日開幕!取材会コメント&ゲネプロの様子をお届け!

2025年3月13日(木)三越劇場にて、ミュージカル「インサイド・ウィリアム」が開幕。

ミュージカル「インサイド・ウィリアム」は、2021年と2023年に、韓国・ソウルの演劇の街・テハンノで上演され大好評を得たミュージカル。
誰もが一度は触れたことのあるウィリアム・シェイクスピアの作品を、笑いと奇想天外な想像で現代の価値観に重ねながら描く本作。セリフの50〜60%がシェイクスピア作品から使われており、聞き馴染みのある名台詞が歌詞や物語のセリフとなって彩り、これまでになかった新鮮さに加えてシェイクスピア作品の引用で文学的な豊かさが加わりました。

名作を生み出すため執筆活動に打ち込むシェイクスピア役は、平野良と鍵本輝(Lead)のダブルキャスト。
名作の主人公になりたがるロミオ役は、橋本祥平と野嵜豊のダブルキャスト。
忘れていた自分の夢に気づくジュリエット役は、岩田陽葵、舞羽美海、吉宮瑠織のトリプルキャスト。
人間としての自分について悩み始めるハムレット役は、宮島優心(ORβIT)、大澤駿弥(ORβIT)、磯野亨のトリプルキャスト。
10人のキャスト達が、ダブル・トリプルキャスト編成でインサイド・ウィリアムの世界をお届けします。

本稿では、全キャスト10人全員による取材会での意気込みコメントと併せて、ゲネプロの様子をお届けします。

ミュージカル「インサイド・ウィリアム」ミュージカル「インサイド・ウィリアム」

左から:大澤、舞羽、鍵本、宮島、岩田、平野、橋本、野嵜、吉宮、磯野

初日を迎えてのお気持ち

平野良:1ヶ月近く稽古をしてきました。毎回キャストが変わりますので、毎公演新鮮な気持ちで来てくださったお客様と一緒に作っていけるだろうなというのを、今日のゲネプロで何度も感じられました。この後の初日がすごい楽しみです。

橋本祥平:歌稽古もありましたので、普段よりも長く作品に携わらせていただいたという感覚があります。本番では、今まで掴めなかったものが生まれてくると感じていますし、日々違った公演になると思いますので、どの公演も楽しんでください。

岩田陽葵:遂に初日を迎えるということで、お客様にどうこの作品を受け取っていただけるのか、いまワクワクとドキドキした気持ちでいます。本番が始まったら舞台に立つのは4人だけになりますが、ここまでキャスト10人で一丸となって作り上げてきましたので、キャストが変わりながら、それを繋ぎながら千秋楽まで全員で臨んで頑張りたいです。

宮島優心:この作品は、すごくメッセージ性があると感じています。大切な言葉やセリフがたくさん散らばっているので、それをお客様にもたくさん届けられるようにしたいです。そして、明日への希望や夢などの活力になるよう、僕たちも頑張ります。

ダブル・トリプルキャスト編成の魅力

鍵本輝:魅力しかないと思っています。この10人のキャストそれぞれが得意としているものが違っているので、それが組み合わさることによって、いろんな化学反応が毎公演生まれると思います。同じ料理でも、少しずつ味付けが違うような、そんな作品になっています。ぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。

舞羽美海:作品のメッセージや終着点は同じなんですが、4人のうち1人が変わるだけでも舞台上にまわるエネルギーや、役者同士の伝わる想いなどが全然違ってきます。お客様に何回でも楽しんでいただける作品になっています。唯一無二のキャラクターたちがシェイクスピアをどんどん巻き込んで大暴れしているので、楽しんでいただけたらと思います。

本作の見どころ

大澤駿弥:本編もそうですが、この三越劇場という、歴史ある劇場でこの作品をやれる。シェイクスピアの世界感とすごくマッチしていて、この素敵な劇場を活かした演出もありますので、そちらにも注目していただけたらと思います。

吉宮瑠織:ミュージカルということで、音楽がとても素晴らしく、すごく心にくる楽曲や、楽しい楽曲もあり、そしてなにより生演奏で聴けるのが魅力だと思いますので、そこも集中して観ていただけたら嬉しいです。

野嵜豊:生演奏という部分がすごく見どころだと感じています。お芝居や歌にも、生演奏ならではの熱量が乗っかってくると思いますし、ロミオがジュリエットに対して想いを伝えるダンスにも注目していただけたら。

磯野亨:皆さんも言っていたように、いろんな組み合わせでの公演が見どころだと思います。複数公演を観ていただいて、違いを感じて欲しいという思いが強くありますので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。

【ゲネプロ出演者】
シェイクスピア役 : 平野良
ロミオ役 : 橋本祥平
ジュリエット役 : 岩田陽葵
ハムレット役 : 宮島優心(ORβIT)

ストーリー

シェイクスピアは世界的な名作の誕生を夢見て「名作、これさえ守れば書ける!」 というマニュアル本に従いながら、父親の復讐に成功した王子「ハムレット」の物語や、家門の反対を乗り越え愛を成し遂げる「ロミオとジュリエット」の物語を執筆していた。

執筆活動に没頭し、エキサイティングな話を書き進めていると、突然爆風が吹き付けてきて2つの原稿が飛び散り作品がごっちゃ混ぜになってしまった。
混ざりあった原稿をかき集めるシェイクスピア。ふと気配を感じると、なんとそこには物語の中のキャラクターであるハムレット、ロミオとジュリエットの三人が飛び出していた。

復讐より詩を書きたいハムレット。
愛より剣を愛するジュリエット。
ジャンルを問わずいつでも主人公でいたいロミオ。
この主人公たちを元の物語に戻して名作を誕生させたいシェイクスピア。

作家と世の中が望む結末の代わりに、“それぞれが望む結末“を探し出そうとする彼らは、自分だけのパラダイスを見つけることができるのか?!

たとえ名作の主人公でなくても、“自分の物語”の主人公になることを望む姿を通じて、「インサイド・ウィリアム」は“特別でなくても十分に価値のある人生”の意味について朗らかに歌う。

公演概要

ミュージカル「インサイド・ウィリアム」

■公演日時 : 2025年3月13日(木)〜3月23日(日)18回公演
■会場 : 三越劇場

■キャスト
シェイクスピア役 : 平野良 / 鍵本輝(Lead)
ロミオ役 : 橋本祥平 / 野嵜豊
ジュリエット役 : 岩田陽葵 /舞羽美海 /吉宮瑠織
ハムレット役 :宮島優心(ORβIT) / 大澤駿弥(ORβIT) / 磯野亨

※公演スケジュール・キャスト組み合わせは公式HPにてご確認ください。

■チケット料金
全席指定 ¥11,550(チケット代¥10,500+税)

韓国オリジナルスタッフ
■作・作詞:キム・ハンソル
■作曲・編曲:キム・チヨン
■製作:演劇列伝

日本版スタッフ
■日本語翻訳/訳詞 : 安田佑子
■日本版台本/演出:西森英行
■音楽監督 : 宮崎 誠

■公式ホームページ : https://inside-william.com/
■公式X : @inside_William

■公演に関するお問い合わせ先 : inside.william.info@gmail.com

Ⓒ『ミュージカルインサイド・ウィリアム』製作委員会
Book & Lyrics by Kim Han Sol 김한솔 キム・ハンソル
Music & Arrangement by Kim Chee Young 김치영 キム・チヨン
Original Production by The Best Plays Inc. ㈜연극열전 (株)演劇列伝

■企画・製作 : インサイド・ウイリアム製作委員会

Rie Koike