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【レポート】舞台「花郎~ファラン~」本日開幕!囲み取材コメント&ゲネプロの様子をお届け

2025年1月8日(水)東京・THEATER MILANO-Zaにて、舞台「花郎~ファラン~」が開幕。

2016年に放送がスタートし、世界中を魅了した大ヒット韓国ドラマ「花郎<ファラン>」。激動の時代・新羅の王を守るイケメン精鋭集団・花郎達の友情、愛、成長物語を、「王の顔」「バベル 愛と復習の螺旋」などで有名な演出家・ユン・ソンシクが手がけ、人気俳優、K-POPスターが演じた話題作を、日本にて世界初舞台化。

賤民の村でムミョン(名無し)と呼ばれて育ち、親友の命を奪った者への復讐心から花郎となる〈ソヌ/ムミョン〉を和田雅成、生い立ちゆえに様々な葛藤を抱え、王の身分を隠して花郎となる〈ジディ/チヌン王/サムメクチョン〉を和田琢磨が競演。
そして、武芸に優れ、女性たちの心を魅了する〈スホ〉を笹森裕貴、誰にも心を開かず、権力に翻弄される冷血漢〈パンリュ〉を田中涼星、好奇心が強く、よく笑う最年少の花郎〈ハンソン〉を磯野亨、新羅で最も麗しく、万人の心を奪う妖艶な花郎〈ヨウル〉を松井健太が演じます。

さらに、この花郎達を取り巻くキャストとして、ソヌの妹・アロを岩田陽葵、ジディことチヌン王サムメクチョンの母で、花郎の創始者・ソチ太后を大鳥れい、パンリュの義父で新羅の最高権力者・ヨンシルを中村まこと、チソ太后の娘で新羅の王女・スンミョン王女を長谷川かすみ、アロの父親・アンジを富田翔、その他、ハンソンの異母兄・タンセを高田晃宏、花郎の長・風月主・ウィファを内田岳志、アンジの息子でアロの実の兄・マンムンを中土井俊允、チソ太后の兄・フィギョンを大谷秀一郎、パンリュと共に行動していたが、のちにヨンシルの手下として動くようになるカンソンを柊木智貴と、豪華キャストたちが出演。

本稿では、囲み取材での意気込みコメントと併せてゲネプロの様子をお届け。

左から:岩田陽葵、磯野亨、笹森裕貴、和田雅成、和田琢磨、田中涼星、松井健太

ドラマを3時間の舞台にするにあたり、主演の和田(雅)は「ダイジェストにはしたくないという思いでこの作品に挑んでいます」と思いを吐露。「キャラクターの関係性に関して、どこでどう仲良くなっていくのか? 距離感の詰め方などは話し合いながらやってきました」と語り、和田(琢)も「稽古の前にドラマを全話見させていただきましたが、各キャラクターに良いシーンがたくさんあり、それを全部入れ込むのは難しいけれども、舞台ならではの『花郎~ファラン~』の世界観を凝縮したものができたんじゃないかと思います。新たな『花郎~ファラン~』の魅了をお伝えできるんじゃないかと思います」と手応えを口にする。

大人気ドラマの世界初の舞台化となるが、プレッシャーの有無を問われると和田(雅)は「もちろんありますが、ありがたいことに、僕たちは2.5次元であったり、いろんな原作がある作品を挑ませていただく中で、作品への寄り添い方やお客様に向けての発信というのは、他の方よりも長けている部分があると思うので、そこは順応できたのかなと思っております」と語り、和田(琢)も「当然、世界的に大人気の作品ですから、お話をいただいた時のプレッシャーはありましたけれども、ここにいるキャストのみなさんは、心強い頼もしい方々ばかりなので、原作に負けず劣らず、とても良い仕上がりになってると思います」と共演陣への絶大な信頼と稽古場で積み上げてきたものへの自信をうかがわせた。

本作の見どころ、ここを見てほしい!というポイントを各キャストに尋ねると、笹森は「衣装もセットもすごく華やかで、視覚だけで楽しめちゃうクオリティがあると思います」と語り「その中でも特にオープニングで全員が集まるシーンがあるんですけど、原作に出てくるあるシーンが再現されていて、僕もそのシーンを見て、あ、『花郎』だ! と思ったので、ぜひお楽しみにしてください」と期待をあおる。

田中は「演出も舞台ならではの手法を使っているので、まず“舞台『花郎~ファラン~』”として楽しんでいただけると思います」と力強く語り、「僕自身、パンリュという役はキャラクター的に初めてに近い役で、自分にとっても初めての挑戦になると思います」と意気込みを語ってくれた。

磯野は「舞台ならではのスピード感で進んでいくと思うので、目を離さずに見てほしいなって思うんですけど、ヨンシル役の中村まことさんが、すごく暴れてらっしゃって(笑)、稽古中から本当に笑わせてもらったので、そのシーンにも注目して観てほしいです」と語った。

松井は「ドラマ全話を3時間にギュッとまとめているので、どのシーンも素敵なものになっています」と語り、さらに「(自身が演じる)ヨウルとしては、(磯野が演じる)ハンソンとのシーンであったり、花郎での生活を楽しんでいるヨウルの様子を見てほしいです」と呼びかける。

岩田は「花郎のみなさんが本当に華やかで熱くて、舞台上でも舞をしたり、戦ったり、その場でお着替えしたり、本当に大活躍されています。ひとりひとり、個性のある魅力的なキャラクターになっているので、魅力ある熱い花郎での生活を楽しみにしてほしいです」とアピール。

和田(琢)は「今回、劇場を広く使って、客席のみなさまのすぐ近くを通ったり、劇場いっぱいを使って表現しているので、観ている方も、花郎の一員になったり、花郎に恋い焦がれる女性たちになったり、様々な楽しみ方をしていただけると思います」と語り、和田(雅)は「稽古場からいろんな部分で、それぞれが足りない部分だったり、この作品に向けてやってきたことがしっかりと表現できれば、たぶん、それが素敵なものになってると思うので、それをお客様に見てもらうのと、僕たちがお届けできたらなと思っております」と開幕を前にしての思い、意気込みを語ってくれた。

この日の囲み取材中も、カンパニーの和気あいあいとしたムードが伝わってきたが、稽古場の雰囲気や関係性について尋ねると、和田(雅)は「ムチャクチャ仲悪いです(笑)」と即答し、すぐさま共演陣からは「えー!?」「サイアク!」など困惑の声が……。和田(雅)は「この囲み取材に行くときも『よっしゃ、ボケよう!』とか言うヤツがいっぱいいて、すごくイヤでした(苦笑)」と暴露。隣の和田(琢)が共感するように「マジメにやらないとね」としみじみとうなずいていたが、和田(雅)は「てめぇが言ってたんだよ(笑)!」と怒りを交えてツッコミ、会場は笑いに包まれていた。

また、王を守るための“イケメン精鋭集団”とされる花郎にちなんで、キャスト陣全員に「“美しさ”を保つ秘訣」を尋ねると、岩田は「よく笑うこと」、磯野は「睡眠」、笹森は「ポテンツァ(※美容健康機器)」、田中は「ドライヘッドスパ」、松井は「いまを楽しむこと……本当は鼻うがいです(笑)!」、和田(琢)は「腸活を頑張って、朝はR-1を飲んだり、夜はプラズマ乳酸菌を飲んでます」、そして、和田(雅)は「パックです。メイクをする時は毎日するようにしていて、化粧水と同じものを使うようにしてます」と明かしてくれた。

そんな、和田(雅)について、見た目の美しさだけでなく、主演としての振る舞いのカッコよさに関しても、笹森が「雅成さんは殺陣がお上手なんですけど、稽古が終わった後、初めて殺陣をする方にもずっとつきっきりで『やろうよ』って言ってくださって。一番戦って、一番しゃべってヘロヘロになっているはずなのに、汗だくになりながら殺陣をやっている姿を見て『良いカンパニーやなぁ…』って思いました」と証言するなど、カンパニーの絆の強さをうかがわせた。

取材の最後に和田(琢)は「『花郎~ファラン~』の世界観を余すとこなく、しっかりとみんなで協力し合って表現していきたいと思います!」と語り、和田(雅)は「誰ひとり欠けることなく公演を終えることを最大の目標としつつ、“花郎”として咲き誇りたいと思います」と力強く語り、囲み取材は終了した。

ストーリー

今から1500年前の新羅時代。賤民の村で暮らすムミョン(和田雅成)は、生き別れた家族を捜したいという親友のマンムン(中土井俊允)と共に都に潜入する。ところが、二人は禁軍に追われて深手を負い、マンムンは命を落としてしまう。ムミョンはマンムンの本名“ソヌ”を名乗り、彼の妹であるアロ(岩田陽葵)を守るために生きようと決意する。一方、新羅第24代王のチヌン王(和田琢磨)は、摂政の母・チソ太后の命令で世間に顔を明かすことなく生きている。不眠に悩むチヌン王は、街で語り部のアロの話を聞いているうちに眠りに誘われ、彼女に興味を抱く。そんな中、チソ太后は見目麗しい貴公子を集めて王を守る精鋭集団“花郎<ファラン>”を創成すると宣言。ムミョンことソヌは親友の命を奪った者への復讐心から、チヌン王は母から王権を奪還すべくジディという偽名で花郎になる。それぞれの目的を果たすために花郎となったソヌとジディはぶつかり合いながらも絆を深め、成長していくが…。

公演概要

舞台「花郎~ファラン~」

【東京】THEATER MILANO-Za (東急歌舞伎町タワー6階)
2025年1月8日(水)~1月13日(月・祝) 全10公演

【大阪】梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ (大阪市北区茶屋町19-1)
2025年 1月17 日(金)~1月19日(日) 全5公演
※公演回数・日時は変更の可能性があります。

出演者
【ソヌ/ムミョン】和田雅成
【ジディ/チヌン王/サムメクチョン】和田琢磨

【スホ】笹森裕貴
【パンリュ】田中涼星
【ハンソン】磯野亨
【ヨウル】松井健太

【アロ】岩田陽葵

【チソ太后】大鳥れい
【ヨンシル】中村まこと
【スンミョン王女】長谷川かすみ
【アンジ】富田翔

【タンセ】高田晃宏
【ウィファ】内田岳志
【マンムン】中土井俊允
【フィギョン】大谷秀一郎
【カンソン】柊木智貴

【アンサンブル】山本耕大 中内天摩 天戸拓磨 粂川暁典 岩田レイ 内田敦美
※出演者は変更になる可能性がございます。

スタッフ
脚本:赤澤ムック 演出: ほさかよう
音楽 大内慶 殺陣:六本木康弘 振付:松本稽古 美術:野村真紀 照明:柏倉淳一 音響:田島誠治
衣裳:農本美希(elements,H) ヘアメイク:西村裕司(earch)
キャスティング:霞麻衣子(FAB) 演出助手:佐藤優次 舞台監督:大友圭一郎
制作協力:合同会社KURAN 制作プロデューサー:三沢華乃子(FAB)
制作:株式会社FAB 運営:株式会社バンダイナムコミュージックライブ

企画/プロデュース:エイベックス・ピクチャーズ
企画協力:KBS

原作:花郎<ファラン>
制作:KBS 演出:ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ 脚本:パク・ウンヨン

チケット情報
S席:12,100円(税込/全席指定) *非売品グッズ:カレンダー(東京・大阪絵柄違い)付き
A席:9,900円(税込/全席指定)

<販売場所>
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/stage-hwarang25/
イープラス:https://eplus.jp/stage-hwarang/
ローソンチケット:https://l-tike.com/stage-hwarang/

<チケットに関するお問い合わせ先>
チケットぴあ:http://t.pia.jp/help/
イープラス:https://eplus.jp/qa/
ローソンチケット:https://faq.l-tike.com/

公演に関するお問い合わせ先
舞台「花郎~ファラン~」 公演事務局(平日11時~18時)03-6280-4670

チケットに関するお問合せ
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公式X&Instagram:@stage_hwarang
HP:https://www.stage-hwarang.jp

Based on the KBS drama “Hwarang” by Park Eun-Young.Licensed by KBS Media Ltd. © Park Eun- Young /2023 KBS/ Avex Pictures Inc. All rights reserved.

Rie Koike